3月の読書会『わたしと あそんで』レポート⑥ | 寺田真理子オフィシャルブログ

3月の読書会『わたしと あそんで』レポート⑥

3月11日(木)に開催した『わたしと あそんで』(福音館書店)の読書会のレポートをお届けしています。

 

『わたしと あそんで』レポート①はこちらをご覧ください。

『わたしと あそんで』レポート②はこちらをご覧ください。

『わたしと あそんで』レポート③はこちらをご覧ください。

『わたしと あそんで』レポート④はこちらをご覧ください。

『わたしと あそんで』レポート⑤はこちらをご覧ください。

 

 

 

「待つという行為や言葉の響きに、我慢の意味合いや負の意味合いがあるのではないか。その意味合いのないところでその行為ができるのがいちばん良い。待たされるという意味合いではなく、プラスの意味合いで、能動的に使えるのが良い。なぜ我慢の意味合いがあるのかというと、不安のケイパビリティがないからではないか。わからない状態で耐えることができないからだ。これができるようになると、待つという行為が変わる」

 

「人気のあるレストランや物産展だと、何時間も待つことに耐えられる。待たされることと、能動的に待つこと。待つ行為を生活の中でテーマとして考えたい」

 

「お年寄りが勝手に来て帰るようなサロンにボランティアで行っていると、コミュニケーションの話が出た。大抵の人は自分の話をしたいので、話を聞くことがコミュニケーションでは最強だ。傾聴ではなく、聞き流しても良いので、聞くほうに回ることで、コミュニケーションが取りやすくなる」

 

「小鹿が女の子の顔をなめるシーンで、他の動物たちは『えっ!』という表情をしている。動物たちも一枚岩ではないらしく、気になる」

 

作詞家の橋本淳さんについての日経新聞の記事もご紹介しました。「父は詩人で児童文学者の与田準一」。本書の翻訳を手がけられた方です。

 

次回は拙訳『なにか、わたしにできることは?』(西村書店)を読んでいきます。詳細は追ってご案内いたしますね。

 

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4月の読書会~『なにか、わたしにできることは?』~

日時:4月11日(木) 19時30分から21時ごろまで

お申込: brico☆nanasha.co.jp(☆→@)

会費:無料です。どなたでもご参加いただけます。

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