『認知症ケアの倫理』第25回読書会レポート③ | 寺田真理子オフィシャルブログ

『認知症ケアの倫理』第25回読書会レポート③

2023年10月12日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第25回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。

 

第25回読書会レポート①はこちらをご覧ください。

第25回読書会レポート②はこちらをご覧ください。

 

 

「実家の母が在宅ケアを受けていて、できるだけ家での生活を続けさせてあげたいと思い、週に2回車で30分かけて通い、買い物やお風呂の世話をしている。だが、もの盗られ妄想が最近激しくなり、『帽子を盗っていった』などと言われる。見当たらないものが全部自分のせいにされるので、頭に来てしまう。市役所のサポートセンターに『娘が持っていった』と言ったりしている。気分を害したので母のところに通うのも間を空けたいが、行かないとネグレクトになってしまうのか。ケアマネも母の言うことを聞かないわけにはいかないだろうし、苦労するだろうなと思う。もの盗られ妄想が出ることは仕事を通じて知ってはいるが、実際に家族の立場で自分が一番親しい人に言われると苦しい」

 

「ケアマネの立場から言わせてもらうと、そう深刻な事態ではないので、間に入るのはきつくないはずだ。ケアマネがいるという事は、サービスが稼働しているという事だ。つまりとてもうまくいっていると言える。一番困るのは使ったサービスを本人が払ってくれず、『使ってない』とか『払った』と言う場合だ。その場合には、本当はサービスが必要なのに、撤退せざるをえない。お金を払ってくれないレベルになるときつくなる」

 

【ブリコラージュ連載中】

 

 

 

【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】

開催日:2023年11月29日(水)14:00~15:30

会場:オンライン

参加費:2,200円(税込)

主催:全国コミュニティライフサポートセンター

詳細・お申し込みはこちらです。

Peatixからもお申込みいただけます。

 

※認知症ケア専門士単位(1単位)も取得していただけるよう申請中です。

 

 

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