『認知症ケアの倫理』第8回読書会レポート④ | 寺田真理子オフィシャルブログ

『認知症ケアの倫理』第8回読書会レポート④

2022年5月12日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第8回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。

 

第8回読書会レポート①はこちらをご覧ください。

第8回読書会レポート②はこちらをご覧ください。

第8回読書会レポート③はこちらをご覧ください。

 

 

 

また、「祖父と住んでいるが、お湯が出るのに時間がかかるために、水を流しっぱなしにしてしまうことがある。『出しっぱなしになっていませんか?』という音声が流れるようになっているのだが、耳が遠いため聞こえない。補聴器も嫌がる。どうしたらいいか困っている」という前回の話題のフォローアップがありました。

 

「出しっぱなしにしないように絵でサインを描いて使ったらどうか。水のマークに×をつけるなどしてわかるようにしておき、それを目につくところに貼っておく。蛇口のところに貼っておくだけでは忘れてしまうかもしれないので、ドアなど目に留まりそうなところに貼っておくと良いのではないか」というアイデアが出ていました。

 

「絵を描いて機嫌が良い時を見て貼っておくことで、少し水を使う量が減った。だが、そもそも出しっぱなしにするのはお湯が出るのを待っていたからなので、暑くなってお湯が要らなくなったため、問題は解決した。けれども、実際に絵を描いて試してみたことで気持ちの変化があったので、やってみて良かったと思う。次にまたお湯が必要になる季節に備えて、ITツールなども含めて対応を検討してみたい」

 

最後に、今回の話題に関連して『正欲』をご紹介しました。

 

 

今回は69ページの5行目まで読み進めました。次回はこのページの「能力がある」から読んでいきます。次回は6月9日(木)の開催となります。

 

 

【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】

開催日:7月22日(金)20:00~21:30

会場:オンライン

参加費:2,200円(税込)

主催:全国コミュニティライフサポートセンター

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Peatixからもお申し込みいただけます。