『認知症ケアの倫理』第8回読書会レポート③ | 寺田真理子オフィシャルブログ

『認知症ケアの倫理』第8回読書会レポート③

2022年5月12日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第8回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。

 

第8回読書会レポート①はこちらをご覧ください。

第8回読書会レポート②はこちらをご覧ください。

 

 

 

続いて、有効な同意の3番目の要件である「継続する」について話し合いました。

 

「昔、ハローキティグッズを集めていた。すると出張に行った人がお土産によく買ってきてくれた。自分の中でキティブームが去っても、周りからもらうことがあった。その相手にとっては当時の自分の嗜好がそのままで止まっているのだと思う」

 

「本をつくろうという話になっていても、動きがなくなって話が止まってしまうこともある。つくろうという合意がどこまで形成されているのか、判断が難しい。他のところに企画を持っていってもいいのか迷う」

 

「会社と会社の約束であればきちんとしたものになるが、個人だと難しい。支払いのトラブルが多いと聞くし、見極めるのも難しい」

 

「診察室のみで結果を出そうとする医師が多い。家族とともに本人は地域で暮らしているのに、内服薬を出すだけで、もっと家族の話を聞いてほしいと思うことが多い。あまりにも対応が目に余る医師については、上司ではなく行政に訴えて、指導が入るように対応をしている。その医師にはかからないようにするなど、できる対応をしていくことも大切だと思う」

 

詳しい内容はここでは書けないのですが、ゴミ屋敷をめぐる対応や、長年にわたる興味深い取り組みについてもお話を伺うことができました。

 

 

【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】

開催日:7月22日(金)20:00~21:30

会場:オンライン

参加費:2,200円(税込)

主催:全国コミュニティライフサポートセンター

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Peatixからもお申し込みいただけます。