第6回読書会レポート⑤
第6回読書会レポートのつづきです。
リーダーのためのパーソンセンタードケア―認知症介護のチームづくり
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せっかく一人ひとりに合わせた対応をしていたのに、収入減で人件費を削った結果、手が足りなくなってまた元に逆戻りしてしまった事例も挙がりました。
また、ケアマネやヘルパーの人手不足の深刻さも話題に上りました。10年ほど前はもう少し需給バランスがとれていて、各個人もスキルを磨く向上心があったのに、最近はどんどん依頼が来るので努力をしなくなっているそうです。依頼する側としても、文句を言いながらも結局は依頼をせざるをえない状況だということです。
『改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の手引き』もご紹介しました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
「改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」の手引き: 臨床現場における正しい使い方と活...
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長谷川式で点数が高く出てしまうと必要な支援が受けられず、環境を変えられてしまう場合があります。むしろ低く出てくれたほうが生活の場を守れるというケースについて言及されました。在宅介護の限界にも関連します。また、頭がいいと長谷川式で点数が高く出てしまう弊害についても話題に上りました。
最後に、『つづくをつくる』という本を紹介しました。これはカルピスや永谷園のお茶漬け、ヤクルト、養命酒、コクヨのキャンパスノートなどロングセラー商品を取り上げ、長く続いている理由を探っていくものです。
つづくをつくる
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たとえば、タカラトミーの「黒ひげ危機一髪」などは、当初は「剣を刺して海賊が飛び出したら勝ち」だったルールが、徐々に「飛び出したら負け」に変わっていったそうです。クイズ番組などでそのような使われ方が浸透していったことで公式なルールが逆転し、販売元のタカラトミーもそれを受け入れたそうです。このように柔軟な対応をしていくところなど、ロングセラーの秘訣は仕事にも参考になることから、紹介させていただきました。
今回は47ページのコラムのところまで読み進めました。次回は下から7行目から読んでいきます。