過去志向の憲法改正 | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

憲法とて人間が作ったものだから、改正してはいけないことはないわけです。

だから、「憲法改正賛成ですか?」という問いはおかしいと思いませんか?

要は改憲派は何をどう変えるか示すべきで、護憲派は何を変えるべきでないかを示す必要だと思います。

ただ憲法は将来の政治を縛るものなので、改正に失敗は許されないのです。
やってみたけどダメでした、というのは即国家の破滅になりかねない。

だから議論を徹底的にしないと。
少なくとも1世代議論に耐えた条項を変えるなら納得できます。
大体25年ですかね。

だから来年参院選で憲法改正が争点になるらしいのですが、実際の改正は2041年が望ましいのです。

そんなの待てない、というのであれば過去25年で確立されてきた価値を憲法に盛り込む議論をしたらどうかと思うんです。

知る権利とか、プライバシーの権利とか、環境権とか。

もはや当たり前になった価値観を普遍化するために憲法の条文化するのです。

ヨーロッパでは流血の革命などを経てさまざまな権利が確立されてきた。

そうではない限り憲法改正は過去の積み重ね、徹底した過去志向の議論をすべきだと思います。