格差②税金を払っているんだから労働法制改悪に怒らなければいけない | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

安倍総理が「最低賃金1000円を目指す」と言い出した。
これにはウラがある。

いま、労働に関する制度改革(どう考えても改悪)が静かに、急速に進んでいます。
・年収1000万円以上のプロフェッショナルは残業代ゼロにすると検討。
 (いったん制度を導入して適用年収を徐々に引き下げる恐れ)
・正社員の首切り自由化の検討
 (不当解雇とみなされた労働者に対し、金銭を支払えばそのまま解雇)
・労働者派遣法改正(どう見ても改悪。派遣労働者の固定化、正社員への道を閉ざす)
・最低賃金1000円を目指す

こうして箇条書きにして眺めてみると、政府が進めようとしていることが分かります。
正社員は派遣社員へ、派遣社員はアルバイトに振り替えていくぞ!
そうした意図ありありです。

だから最低賃金1000円だけで喜んでばかりいられないのです。

その結果、どうなるのか?
今のアメリカを見てみればよくわかります。

富の1極集中と中間層の崩壊です。
日本でもこれからさらに格差が拡大していく恐れがあります。

これには怒らないといけません。
労働者はもちろん、富裕層だって怒らなければなりません。
富の集中だっていつ終わりを迎えるかわからないからです。

毎年税金を納めているんだから怒る権利がある。

誰だって、いつ転落するかわかりません。
選挙で落ちた私が言うのだから、間違いないのです。

だからこそ、しっかり社会でセーフティーネットを整備していかなければいけないのです。