ネット選挙解禁で、「インターネットで投票できる」という誤解 | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

 いよいよ今夏の参議院選挙で

インターネットを活用した選挙が解禁!


ところが、世間ではある誤解が・・・

ある会合でのこと。


「え?

ネットで投票できないの?」

「いや、できませんよ・・・」


別のメンバーも

「ネット選挙解禁っていうから、

てっきり投票もできると思っていた」


「解禁されたのは、

ブログやフェイスブック、

ツイッターの更新。

あとメールの送信ですよ」

「え?今まで禁止されていたの???」


 なんというか、

ここ数年大大的に議論されてきたネット選挙の解禁。

議論の内容を聞いたら、若い人は

そんなことに税金と時間が割かれていたのか、

と思ってしまうことだろう。


 さて、こうなってくると次の課題は

インターネット投票であるのは間違いない。


 日本のネット選挙は世界から周回遅れになってしまったのだから

ここは、インターネット投票を導入して

技術大国の意地を見せるべきだと思う。


 20歳になったら選挙権が手に入る。

出生数から見て毎年100万人を超える

有権者が新たに生まれているわけです。


 この10年間でも、1000万人もの

有権者の入れ替えがあった計算になります。


 このことは今に始まったわけではないのですが、

選挙のやり方も変わるのは当然のことです。


 20歳代は選挙に行かないと

よく言われるわけですが、

もしインターネット投票が可能になり

ネット選挙がうまく機能したら、

一番政治と投票所に近い有権者は

技術に敏感な20歳代だという

逆転現象が起きうるわけです。


1000万人の投票に与える影響は大きい。


 インターネット投票を

先進的に実施しているエストニアでは、

従来の投票とインターネットの投票が

ねじれたとか。

 従来の選挙を地上戦とするならば、

ネットを使った空中戦を制する政党が

勝利することになります。


まずは、地方選挙で

導入したらいかが?