広島で衆院選無効判決。メディアがふれない事実。 | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

温厚な裁判所がついにブチ切れた。


1票の格差について
広島高裁が衆院選無効判決、
広島一区と二区の選挙結果を無効と判断しました。


憲法違反だから選挙は無効。
考えてみれば当然の判断です。


一般社会ではあたりまえ。
遅刻すれば、怒られる。
万引きすれば、捕まる。
ドラえもんは、たぬきじゃない。
みんなが知っていることです。


「憲法違反でも、解散できる」
「選挙無効なんてありえない」
なんて、当事者が言っているのを耳にすれば、
そりゃ、切れるわな。


それでも
「判決は到底受け入れられない」
「踏み込みすぎだ」
と一部議員は反発します。
これを見ると、一時問題になった
万引きした我が子をかばって反発する
モンスターなんとかを思い出します。


メディアは大きく取り上げない

事実が一つあります。
広島一区は

格差1.54倍で選挙無効
判断されたことです。


つまり、格差2倍未満なら大丈夫、

とかそういう問題ではなく
格差そのものが問題、というわけです。


ここのところを読み違えると
次回選挙では格差1.5倍越えの選挙区で裁判が相次ぎ、
いよいよ衆院選小選挙区まるごとの無効判決だってあり得なくないと思います。


「万引きは2回目から犯罪で、1回は大丈夫」ではなく
犯罪は犯罪。


選挙制度は自ら改正できないなら
無理せず第3者にゆだねるべき
だと思います。