“人生は山あり谷あり、晴れの日があれば雨も。喜びの頂上は、来年金婚式を迎える夫との結婚式で、享年88の父とバージンロードを歩いた日。享年72の母と、大好きな歌手のお芝居・コンサートを見た日。そして、出産して子を胸に抱いた日。
悲しみの底は、両親との別れ。また長男を生後2日目で亡くした時は、頭も心も空っぽになり、「私も一緒に連れて行って」と何度も思った。立ち直るまでに何年もかかった。山も谷も越えて、今は優しい夫、娘、孫姉妹と、落ち着いた日々を過ごす。この年齢まで来られたのは家族のおかげ。通院先のドクターのおかげ。人生まだまだ晴れも雨もあると思う。100%の人生なんてない。10%ほどの喜びの日を目標に、自分なりに頑張って生きていきたい。”(9月20日付け中日新聞)
三重県津市の主婦・小嶋さん(75)の投稿文です。人生山あり谷あり、これはすべての人に通じることでしょう。順風満帆の方でも多かれ少なかれ起伏はあります。平坦と言うことはありません。小嶋さんはその出来事を語られました。そしてこの投稿で気を引かれたのは「10%ほどの喜びの日を目標に」と言う言葉です。10%の喜びか、かなり少ない、とまず思いました。かなり控えめだな、と思いました。でもよく考えてみると、こんな程度に思うことが賢明でしょうか?高望みをすれば落胆も大きく、また喜べる機会も少ないでしょう。10%の喜びで以て幸せを感じる。
喜びの頂上をご主人との結婚と思う、そしてそのご主人と今も穏やかに過ごしている。これがあれば、もう100%近いのではないでしょうか。ご主人とは、別の行動の時でも四六時中夫婦ですから。やはりまずは夫婦です。ボクの夫婦も、いろいろあったけれど、そして今もお互い病気持ちですが、穏やかに過ごしています。それを思えば、10%ではなく100%近いのです。
“1987年、愛知県刈谷市に新設された朝日小学校に新任教師として赴任した。まだ校歌もできていない学校だった。4年生の担任となったが、なかなか思うようなクラス運営はできず、周りの先生方の助けでなんとか頑張れていたと思う。
開校から6年後、この学校に勤務した先生たちの同窓会「朝日会」が初めて聞かれた。以来、コロナ禍の時以外は毎年夏に集まり、今年も開かれた。参加者の最年長は80代半ば。私も年を重ねて職場では周囲から気を使われることが多いが、この会では皆さんからいまだに「新任の川口君」と呼んでいただける。それがとてもうれしい。それぞれ退職後の人生を味わっている先輩方の生き方から、多くのことを学べる。次の開催が楽しみだ。”(9月19日付け中日新聞)
愛知県稲沢市の専門学校職員・川口さん(男・63)の投稿文です。新任での勤め先は思い出に残るものでしょう。これは勤め人には誰にもあることです。そしてその最初は後に大きく響くことも多いでしょう。最近では3年で3割が辞めるとあります。
川口さんは、新設小学校に新任教師として就職された。そしてその学校に教師として務めた人達の同窓会の思いを投稿された。それだけ楽しみにされているのでしょう。こういう思いで語れるのは嬉しいことです。恵まれていることです。
実はボクもそうです。昭和53年の職場の仲間が今も年1回集まります。今年で第52回でした。そしてもう一つは、令和7年の職場です。これも原則年1回集まります。コロナ禍で中止のとなった数年がありますが、未だ続いています。この2つは一緒に職場にいた集まりですが、川口さんが語られたように、同時期には一緒ではないがその職場に勤めた人達で作っている会もあります。出かける機会の少なくなったボクには貴重な会です。
“暑かった8月、小まめな水分補給を怠るまいと、ホームセンターにペットボトル入りの水を買いに行った。その近くに水色のガラスの風鈴が売られていた。それを手に取ってリンリンと鳴らしてみたら気分がすっきりした。その一瞬、体温が下がったような気さえした。早速購入し、自宅のエアコンと扇風機の風が当たる窓際につるした。
リーンリーン、カラカラ。風の強弱に合わせて鳴り響く涼やかな音。これぞまさしく癒やし。風鈴はその源だ。日本人にとって風鈴は夏の風物詩。本能的に清涼感を覚えるのか。季節は同じくリンリーンとスズムシが鳴く秋になってきたが、虫の音も楽しみたい。”(9月12日付け中日新聞)
滋賀県長浜市の団体職員・安井さん(男・53)の投稿文です。風鈴の音は涼やか、優しいものです。安井さんが言われるように日本の 夏の風物です。安井さんは初めての体験でしょうか、風鈴を購入されてよかった、と思います。
ボクの家にはいくつも風鈴が吊してあります。昔から結構買い求めました。夏の間は風さえあればいつもその音を聞いている気がします。最近個人の家で風鈴は増えているのでしょうか。こうした音が耳に入る生活をして欲しいものだと思います。
最近、風鈴を飾って人集めをしている寺院や神社をよく見ます。ボクはそんなところへよくツアーで出かけています。たくさんの風鈴を吊したトンネルを歩く。悪くはありません。どんな形でもいいので残して欲しい日本の風物です。
“私は毎朝、庭の手入れの後に自宅周辺を散策する。近所のスーパーヘ歩いて買い物にも行く。そんな道すがらに出会う人たちと積極的にあいさつを交わす。ごみ出しの際に会う同じ町内の人、犬の散歩やウオーキングをする人らに「おはようございます」などと声をかける。
こちらから積極的にあいさつを重ねれば、最初こそ素通りした人も軽く会釈したり、ほほ笑んだりして、徐々にあいさつを返してくれる。「こんにちは」「こんばんは」といった声かけは難しいことでない。行き交う人に自然に声かけすればコミュニケーションが広がり、地域の防犯にもつながるだろう。これからも積極的に声かけをしていこうと思う。”(9月11日付け中日新聞)
愛知県一宮市の病院職員・山内さん(男・60)の投稿文です。こうした挨拶の投稿も結構多いものです。そしてボクも時折この「話・話」 で取り上げています。まずは自分からすることです。そしてそれがどのようになっていくか、それはその人との宿命です。それで終わりの場合もあれば大いに発展することもあります。ボクも積極的に声をかけています。挨拶が返ってこなくてもそれ程に気にしていません。それで損などとは思いません。それは山内さんと同じです。
ボクは自宅の道路に面した位置に案山子を作って置いています。そこに立ている時、結構声をかけられます。これも見知らぬ人とのコミニュケーションです。案山子のファンがることが嬉しくなります。コミュニケーションの方法も様々、いろいろできます。
“昨年5月、5年ぶりの同窓会に参加した。80代間近ともなると体調面や家族の介護で外出できない人、亡くなった友も多数いて参加者も少ない。私は長年、同窓会の幹事を務め、準備にひと役買ってきた経験がある。内心、2年後には、もう集まれないのではないかと思った。
その頃、私は妻を亡くし孤独を感じて落ち込んだが、家の外に出れば支えてくれる誰かがいるはずだ。気軽に人と話せる機会をつくろう!と500円ほどで参加できる「ワンコイン同窓会」の開催を思い付いた。
近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら偶数月の第3金曜、懐かしい思い出話やうれしかったこと、悩んでいることなどを語り合いませんかと友に呼びかけた。「いつまで元気でいられるか分からないけど・・・」と始めた会は、8月で8回目となり毎回7~8人が集う。うれしさは友に話すと倍になり、悲しみは分かち合えば半分になると聞く。元気なうちに会って話して、たくさん笑い、皆で長生きしたい。”(9月9日付け中日新聞)
愛知県清須市の星野さん(男・78)の投稿文です。同窓会とは別に「ワンコイン同窓会」を思いつき始められたと、という話です。同窓会と言えばかなりの手間暇が必要です。経費もかかります。そこで、日にちを決めて近くの喫茶店に集まる。それなら世話人さんも楽ですし、度々会うことができます。星野さんは隔月、500円会費で始められた。良い企画と思います。
とボクは言っていますが、ボクは平成25年7月より毎月9日でやっています。全くボクの発案で、呼びかけました。コロナ禍の頃少し休みましたが、もう10年以上ですから100回は超えたでしょう。最初の頃は10数名ありましたが、今は6人ほどになってしまいました。会費はモーニングコーヒ代ですが、だんだん値上がりして今は420円となっています。ボクが前払いのチケットを買いますので、これも大分お値打ちになっています。近くの人に限られてしまいますが、その気になればくることはできます。いつまで続くでしょう。
“庭を歩くとあちこちにアサガオが咲いている。ぼくはいつも「おはよう、アサガオさん」と話しかける。薄紫、青、白などさまざまな色の花]はとても清らかでかれんだ。
5月の中旬、小さなポットに種をまくと、数日後、むっくりと土を押しのけて芽を出した。やがて双葉となり、ぐんぐん成長した。つるが伸び始めると大きめの鉢に植え替え、支柱を立てた。フェンスのそばや張ったネットの横、ガーデンチェアの上に置いて夏を待った。暑い中、水やりは大変だが、毎日新しい花で心を和ませてくれる。そんなに手間をかけなくても9月まで楽しめる。一番好きな花は?と問われれば、ぼくは迷わず「アサガオ」と答える。”(9月8日付け中日新聞)
愛知県半田市の会社員・二宮さん(男・76)の投稿文です。こうした花の話題も適度に取り上げています。人にはいろいろな思いがあります。二宮さんはアサガオが一番好きと言われる。季節になれば毎朝咲きます。毎朝新し花です。色とりどり、楽しいでしょう。比較的作りやすい花と思います。
ボクも作っています。もう10年くらい前になるでしょうか。ホームセンターで朝顔の苗を見つけ、一本買ってきました。花の苗を買うなんて、普通はこんな気は起こらないのですが、その時はなぜそんな気が起きたのでしょう。大きな鉢に植え、庭に棚を作りました。そして大きな花を咲かせてくれました。そして種も採りました。以来毎年咲かせています。採った種を翌年別の場所に直まきしたら、そこには毎年自然生えしています。アサガオは本当に嬉しい花です。
“愛知県小牧市の施設で「己書」という講座があると知り、参加した。自分の思うままに文字をしたためる書だ。講座初日に普段書かないくねった字を書いた。講師いわく「習字みたいにハネやトメは不要ですから、伸び伸び書いてください」とのこと。私は小学生の頃から習字が苦手だったので最初は不安だったが、どうにかなると緊張がほぐれた。
文字の線が細ければ後から筆でなぞって太くすれぱよいとのことで、これなら続けられるかなと前向きになれた。己書を私なりに端的に表現すれば、文字で書く漫画ではないかと思う。書き方もいろいろと考えて筆を振るうことは、高齢者にとっては抜群な脳トレにもなりそうだ。”(9月4日付け中日新聞)
愛知県岩倉市の松波さん(男・86)の投稿文です。松波さんは己書の講座をいつ受けられ、その後どうされたのでしょう。この投稿ではそのことがよく分かりませんが、続けられていることを期待しています。ボクも4年前に己書の講座を受け、それがきっかけで今も続けています。己書と言うにはふさわしくなく思い、今では気まま書と名付けていますが、132作になりました。同類の気がして、嬉しくこの投稿を読みました。伸び伸びと気持ちよく書けばいいのです。そう言うものに出合えたのも嬉しいことです。
そして老いのいたずら心です。11月1、2日に地元の公民館で文芸展があります。書けば見せたくなるものです。そこに出品しようと今準備中です。老人は恥をかくのも必要です。評価をしてくれる人が1人でも2人でもあればますます励みになります。そして刺激を受けてくれる人があればますます嬉しくなります。
“今年も暑中見舞い用のはがきを200枚、郵便局で購入した。こうしたあいさつはなくなりつつあるが、私は50年ほど前から毎年友人、知人、同級生に送っている。けがをしたことのある右手にあまり負担をかけないように1日に30枚までと決め、毎日2~3時聞かけて手書きした。出すのは残暑見舞いの時季となってしまうが、やり切った後は何とも言えない達成感とすがすがしさに浸れる。
東京に住む姉からは先に暑中見舞いが届き、その返事という形になった。他にお盆ごろまでに返信があったのは8人。しかし、その年返信が来なくても翌年くださる方もいる。そんなことを楽しみにして、来年も書き送ろうと思う。”(8月30日付け中日新聞)
名古屋市の主婦・久村さん(73)の投稿文です。暑中見舞いの葉書を自筆で200枚書く、 今の時代には全く奇特な人でしょう。毎日2、3時間、30枚くらいと言われるから1週間はかかるでしょう。それを50年、趣味楽しみでしょうが、もうその人の生き甲斐、人生そのものです。長年続ける、この価値は全く尊いものです。人様々、人生様々、全くいろいろありです。
ボクの妻は暑中見舞いは書いていませんが、手紙はよく書いています。もちろんメールやLINEもしていますが、それができない人には手紙を書いています。先日もある人に会った後、多分手紙を書くだろうな、と思っていましたら案の定書いて送っていました。これは妻のいい性格だと思いますし、これでボクもよく助けられています。
“近所の方から実家で採れたという黄色いウリを頂いた。子どもの頃、「キナウリ」と呼んでいた懐かしい果物だ。糖度は、スーパーに並ぶ 、とろける甘さのメロンとは比べるべくもない。孫らに勧めても誰ひとり手を出してくれなかったが、私は一口食べたとたん70年の歳月が一気に巻き戻された。
「皮は厚くむくんだよ」「塩を塗ると甘くなるからね」。昔食べさせてくれた母親の言葉と顔を思い出しながら1人で食べきった。味は正直、表現のしようがなかったものの、私には最高のごちそうとなった。昔との違いを言えば、今回は冷蔵庫で冷やしたが、当時は洗濯おけに井戸水をためて冷たくして食べたことぐらいだ。”(8月30日付け中日新聞)
愛知県津島市の小沢さん(男・75)の投稿文です。昔のボクの地方の瓜と言えばキナウリでした。厚く皮を剥いて塩を塗る、この習慣はボクの今にも残ってます。そして上手かった。農家のボクの家でも、夏のおやつになりそうな物と言えば他にはスイカぐらいしかありません。そして後には落ち瓜と言うものもあったことを思い出しました。あれはキナウリよりも美味しかった。
ボクの近年は、瓜と言えばバナナ瓜、なりくわ、白瓜の3種を作っています。キナウリはバナナ瓜に形はよく似ていますが、味は及びません。今年はよく成りました。もういやと言うほど食べました。子供らの家に持っていっても食べてくれません。近所に瓜大好きの家庭があってよくもらってもらいました。投稿からキナウリを思い出しました。
“昨年末、購読している中日新聞朝刊に「み・まも~る」の登録者を募るチラシが入っていた。み・まも~るは、1人暮らしの人で中日新聞を購読している場合、新聞受けに新聞がたまっていたら、販売店から登録した親族などに連絡が入る仕組みだ。私には1人暮らしの2歳年上の兄かおり、私も兄も購読者で今年1月に登録をした。
4月に販売店から「新聞がたまっている」との連絡があり、急いで兄の自宅に行った。兄は、自宅の玄関で倒れていた。倒れて数日がたっていたが、意識があり、救急車を呼び、入院した。現在、病院でリハビリ中で、右手に少し後遺症が残りそうだが、元気だ。み・まも~るに登録をしていなかったら、最悪の事態になっていたと思う。
連絡をくれた販売店の方に、お礼を伝えたい。こうした取り組みが広がり、誰もが安心して暮らせる社会になってほしい。”(8月30日付け中日新聞)
愛知県稲沢市の公務員・安藤さん(男・63)の投稿文です。中日新聞の行っている「み・まも~る」は知識としては知っています。ただボクもそれを利用する状況でないし、話題にして聞いたこともありません。ただこんな話を聞くと、本当にいい仕組みだと思います。登録して3ヶ月後に役立つとは、こんな幸運なこともあるのですね。いいと思われることは何でも手を打っておくべきです。この好奇心と何でも挑戦するという意識、これが大切です。
ボクは先日、国際電話の利用休止を申請しました。特殊詐欺の電話のうち、約62%が国際電話という話が老人会であり、早速に申請しました。国際電話などかかってきた覚えはないのですが、用心です。皆さんには勧めるのはまずボクがしなければ、という意識です。自分は大丈夫、は何にもありません。