“ひな祭りが近づいてきました。私の元には両親、叔父、叔母から頂いた土びなが6体あります。古希を過ぎた頃から、このおひなさまを今後どうしたらよいかと考えていました。70年もたったとは思えないほど状態が良く、色もきれいです。
迷った挙げ句、地元の二川宿本陣資料館に「もらってもらえないか」と電話しました。「ぜひ見せてください」との返事で、早速持って行きました。「今年は飾れないけれど、来年は飾ったり、貸し出したりしたい」と言ってもらえました。
資料館は畳の部屋が多くあり、この時期になると、いろいろなおひなさまが展示されてステキです。行くと旅行した気分になれます。私のおひなさまも多くの人の目に留まると思うとうれしいです。”(2月27日付け中日新聞)
愛知県豊橋市の主婦・清水さん(72)の投稿文です。昔は女の子が生まれると、どこの家もおひな様を飾ったもでのす。家によって違うと思いますが、7段飾りの立派なものから内裏雛だけのものもあります。それがいつの間にか飾らなくなった。邪魔なものになった。そしてそれを受け入れてくれるところもできた。ボクは先日静岡のある寺院に出かけた。多分2000体近いおひな様が飾ってあった。ご寄付ですか、と聞いたらご供養です、と答えられた。なるほどと思った。要らなくなったものを寺院で供養してもらう、と言うわけである。清水さんも土びなの処置に困られ、二川宿本陣資料館に尋ねられたら、受け入れてもらえた。粗末に扱わなくて済んでホッとされたことであろう。