富士登山鉄道よりも力を入れるべきこと…宇都宮を見ならおう!! | てらいち 、です

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前回、富士登山鉄道に反対する、と書きました。

 

ちょうどスラッシュ雪崩による富士スバルラインへの土砂流入、ゴールデンウイークまでに復旧できるか、とのニュースがあったものですから。

 

富士山はこのような自然環境です。

重ねて言いますが、登山鉄道を新規で敷設するのは無理だと思います。

 

 

 

それよりも、山梨県が取り組むべきインフラ整備は「リニア中央新幹線の新駅」についてでしょう。

こちらのほうが喫緊の課題だと考えます。

 

 

最近の報道にあるとおり、リニア中央新幹線の建設工事は「足かせ」がかかってましたが、それが取り除かれそうで今後建設がスピードアップしそうです。

 

山梨県と周辺自治体はリニア新駅について真剣に考え、50年、100年先を見通した街作りを進めるべきです。

 

 

私の意見は、すでに当ブログでも4~5年前にも書いています。

現状、山梨県と甲府市が打ち出している「シャトルバス方式」には絶対反対の立場です。

 

 

対案の主旨は「リニア新駅と既存の交通機関をスムーズな接続をする」ということです。

以前書いたものを少し練り直して、私の妄想も若干(いや、かなり)含みますが、提案をしたいと思います。

 

それは以下の通りです。

1 リニア新駅は身延線に設けるべき

2 身延線と接続しないならば、新線を建設し身延線と接続する。

3 新線は石和温泉駅方面へも延伸する

 

 

 

1 リニアと身延線の接続

JR東海は「山梨新駅を甲府市大津町に建設、身延線との接続はしない」としています。

山梨県は接続を求めましたが、JR東海に蹴られてしまった、という状況です。

 

今一度、強く交渉してもらいたい。

 

そして、リニア新幹線と交わる小井川駅を拡充して乗り換えの便を良くしてもらいたい。

 

東海道新幹線の「新富士駅」や「三河安城駅」のように、山梨新駅が

残念な駅とよばれることは絶対に避けて欲しい。

 

それは、山梨県民、リニア中央新幹線利用者にとってとてつもなくマイナスなことです。

 

 

 

それがダメならば・・・

 

2 リニア新駅と身延線を結ぶ新線の建設

 山梨県と周辺自治体が主体となり、国の補助も引き出して、リニア新駅と身延線常永駅~小井川駅間とをつなぐ新線を身延線の支線として建設する。

イメージはこんな感じ。

 

リニアの高架下、新山梨環状線の高架下をつかって、単線で敷設。

 

複線だとお金かかるし、乗降客数、リニアの停車頻度を考えると単線が妥当と思います。

身延線とは常永駅と小井川駅の中間で接続して乗り入れる。

これなら、新駅と甲府方面の接続がスムーズです。

 

新線の建設、管理は山梨県、甲府市、中央市として、運行事業者はJR東海に委託します。

 

そして、イオンタウン、山梨大学医学部南側に中間駅を設けます。

ここはリニア新幹線利用だけでなく、買い物・通院などの需要が見込めると思います。

すれ違いのできる、交換可能駅にします。

 

この支線を走る列車は、甲府駅までの速達列車と、各駅停車の2系統にします。

 

速達列車はイオンタウン南の中間駅で甲府駅へ向かう各駅停車と接続し、常永駅で身延方面行き列車と接続すれば良いと思います。

 

また、南甲府駅周辺を再開発し、トランジットセンターとしての機能を持たせることで、石和温泉や峡東方面へのバス路線との接続機能を持たせれば良いと思います。

甲府駅を発着する路線バスも整理することが可能です。

 

そうすれば速達列車の停車駅は、中間駅、常永駅、南甲府駅、甲府駅として、路線バス、中央線への接続が可能な形態にします。

 

現状で、山梨県が打ち出している新駅と甲府駅をつなぐ「シャトルバス方式」より利便性があると考えます。

 

宇都宮市のライトレールの成功をみても、鉄道には速達性、定時性、輸送能力などの利点があります。

 

山梨県の発展のためには、リニア新駅に併設、身延線と接続する支線を建設すべきだと考えます。

 

ただ交通系ICカードの利用について、ここでは課題になります。

現状、JR東日本のSuicaとJR東海のTOICAはエリアをまたいで利用ができません。

この点はややこしいことになりそうです。

 

リニア中央新幹線を契機に、身延線でTOICAが使えるようにしてもらいたいです。

甲府駅~市川大門駅での対応してもらい、合わせてこの地域でのSuicaとTOICA相互利用が可能になると、かなり利便性が向上すると思うのですが。

 

 

3 新線は石和温泉駅方面へも延伸する

これは将来的なもの、2で述べたことよりも私の強い妄想を含むものです🤣

イメージ的には、新山梨環状道路の高架下を使います。

 

赤の点線が将来的に延伸して欲しい部分で、小瀬スポーツ公園を経由し、石和温泉駅につながります。

(まだ支線を作るかどうかも決まってませんけどね🤣)

 

赤丸はトランジットセンターとして駐車場・駐輪場、バスターミナルを整備します。

途中には周辺状況を踏まえて途中駅を設置します。

 

また、拠点駅からシャトルバスなど短距離の交通機関を整備します。

例えば常永駅からイオンモール甲府昭和を経由し釜無工業団地を結ぶ路線、リニア新駅から国母工業団地を結ぶ路線などです。

 

宇都宮ライトレールでも、工業団地に勤務する方々が多く利用しているといいます。

需要はあると思うんです。

 

そして、ここからが私の強烈な妄想になるんですが。

(すでにかなりの妄想が入ってますけど🤣)

 

甲府駅~リニア山梨新駅~石和温泉駅~甲府駅を循環する列車を走らせること。

(この場合、甲府駅と石和温泉駅で列車はスイッチバックすることになりますが)

 

それから山梨新駅を拠点に観光列車を走らせる、ということ。

 

循環列車は、シャトルバスと合わせて通勤通学、買い物等の利用が見込めると思います。

 

また観光列車は3系統作れると思います。

①山梨新駅から身延線を南下し下部温泉、身延方面を結ぶもの

②山梨新駅から甲府駅を経て韮崎、小淵沢、野辺山方面を結ぶもの

③山梨新駅から石和温泉、山梨市、塩山、勝沼方面を結ぶもの

 

なんなら、壮大に野辺山~山梨新駅~身延方面とか、

富士急線も使って河口湖~大月~勝沼~石和温泉~新駅など、

いろいろ構築できるんじゃないか、と妄想は果てしなく広がります。

🤣🤣🤣 

 

観光列車って、全国的に見ても需要はあると思うんです。

観光を打ち出す山梨県に、なぜ観光列車がないのだろう、と疑問に感じています。

 

 

 

 

さて、現実に戻って🤔

 

現状では、リニア山梨新駅は甲府市大津町に建設される、となっています。

 

私は、2で示した身延線支線の建設をしてもらいたいと考えます。

 

リニア中央新幹線と既存の鉄道を接続し利用者の利便性を向上させること、加えてトランジットセンターを要所に設けることで周辺の交通事情を大きく改善してもらいたいと考えます。

 

宇都宮ライトレールを見ならって、山梨県も鉄道を活用し、将来的な発展を目指した街作りをしてもらいたい。

 

 

 

追記

これ、実現に向けた動きがあったら全国的にも注目されると思います。

山梨にも「アニメの聖地」とされる場所がいくつかありますから、それらを巡るにも便利になります。

そして「鉄ちゃん」たちが放っておかない🤣

 

追々記

山梨県HP、「やまなしパートナーズ・レター」に1と2の考えを意見としておくってありますっ!

3はちょっと妄想が強すぎるかな~、と今回は申し上げるのは遠慮しました・・・😅