富士登山鉄道、私は反対。対案は… | てらいち 、です

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山梨県、長崎幸太郎知事が進めている「富士登山鉄道構想」ですが。

 

私は反対です。

(ちなみに私は甲府市在住の山梨県民です。)

 

長崎知事の施策は、概ね支持をしています。

でも、富士登山鉄道構想は強く反対します。

 

 

理由は、

無理」の一言に尽きます。

 

それは、富士山の自然環境を無視したものだ、と言わざるを得ないからです。

 

冬季の積雪、雪崩、低温、強風。

春先の雪解け時に発生するスラッシュ雪崩。

 

スラッシュ雪崩は、毎年発生しています。

 

この動画で取り上げられているのは富士山西側の「大沢崩れ」とよばれる場所で、ここには道路などはありません。

 

とはいえ、富士山各所でスラッシュ雪崩は発生し、今年も自動車道の「富士スバルライン」に土砂が流入しています。

 

過去、何度もスバルラインに流入しています。

鉄道を敷設できる環境ではないと考えられます。

 

 

また、富士山への登山について入山制限をしている現状にも反すると思います。

 

さらに、富士吉田市、富士河口湖町に立ち寄る人が減ることも考えられます。

鉄道で手軽に登れるようになれば、日帰りなどですぐ来てすぐ帰る、そういう観光形態を作ってしまうと思います。

 

この地域の観光収入が減ることになる。

 

 

私の対案

 

交通機関を整備するのであれば、富士五湖周辺の道路整備、富士急行線の延伸や路線整備があります。

 

特に道路については、住民の方の生活道路を使って観光客も移動しており、バイパス道を整備する必要があると思います。

 

また、富士急行線(会社名は富士山麓電気鉄道株式会社になりました)も、線路はカーブ、急勾配が多く、列車がスピードを出せない状況です。

ここも改善する必要があると考えます。

 

 

 

どうしても

どうしても

どうしても

富士登山鉄道を作るんだ、となったら。

 

富士急行線の富士山駅から富士山2合目付近までの鉄道とし、終点付近を登山のベースとなる施設を作るのが良いと考えます。

 

空いているところはあります。

 

それがここ。

 

もう少しアップにすると

 

ここは、1990年(平成2年)に全国育樹祭が開催された跡地。

https://kawaguchiko.net/park/memorial-park/

 

広場として整備されていますが、活用されてるようには思えません。

ここに登山鉄道の終点を設けて、登山の拠点、バスやタクシーとの接続をするトランジットセンターにする。

 

このあたりより標高の高いところへ鉄道を延ばすのは、先の理由でも述べたように鉄道の維持管理に支障をきたしますから、2合目、3合目付近を終点とすべきだと考えています。

 

ただ、私の考えは「富士登山鉄道構想」には反対です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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