あと、このオーケストラの演奏ですけど。
指揮者ってなにやってるんだ、と。
私もモノを知らなかったので、楽団員がいて、楽器持参してもらって、楽譜があって、指揮者が指揮棒振れば演奏ができる、と思ったりしてました…
とんでもない🤬
あれは、いわば「戦い」ですね。
そもそも、あれだけの人数の演奏者が息をあわせるって並大抵のことじゃない。
例えばベートーヴェンの交響曲第9番は全体を通して1時間強かかる演奏。
これを10回練習しようとなれば最低10時間以上かかる。
やり直したりすれば、とんでもなく時間がかかる。
曲の部分部分、作曲者の書いた楽譜はこう解釈して、こういうテンポで、こういう強弱で、あれこれあれこれ…
そんな練習を繰り返すのは、1日や2日でできる話じゃない。
作曲者のイメージした表現は、この楽器はこういう音で実現しよう、演奏者はそれに応える自分の持てる技術をぶつける…
それらを全てまとめ上げ、作曲者と演奏者で音楽という芸術を仕上げていく指揮者…
これ、音楽家達の戦いですよ。
それら全ての力、能力、知力をまとめ上げた芸術。
よく、オーケストラの演奏が、観覧が1万円とか2万円とか、高いじゃないかと考える人がいますケド(昔の私だ)。
これ、有名どころ、一流の演奏で1万円、2万円って、安いものじゃないかと思うようになりました。
で、その演奏がYoutubeで見られるというのはありがたいことですが。
やはり、コンサートホールで生の演奏を聞くのが一番でしょうね。
来年は、なにか生演奏を聴きに行きたいと考えています。
作曲者と、演奏者と、指揮者のエネルギーの波の中に我が身を置きたいものです。