勝手にリブログさせて頂きます。
ご容赦を
私も行って参りました。
東海大学海洋科学博物館。
老朽化が進み、維持困難につき、令和5年3月いっぱいで閉鎖とのこと。
(ただし、予約による無料公開スペースは残すそうです。)
名称は「博物館」ですが、内容としては「水族館」。
・・・といわれますが、行ってみて私の感想としては内容は「博物館」です。
学術的に非常に濃い内容だと思います。
(私は素人ですが)
そして、とても教育的。
子供から大人まで「学ぶ」ということを主体につくられている。
多くの水族館は娯楽、レジャーとしての要素を取り入れて、イルカやアシカのショーなどがありますが、
こちらの「博物館」にはそういったものはありません。
初めて行ってみたのですが、大変素晴らしい施設です。
とにかく、どれをみても「見事」の一言に尽きます。
内部を撮影しようとも思ったのですが、意識が「撮る」ほうに傾くと、内容を見ることが薄くなってしまうので、見ること、読むことに専念。
(当記事の終わりに、内部を紹介しているYouTuberさんの動画を張っておきます)
唯一撮影したのは、屋外に設置された、津波の実演模型。
これは1時間おきに実演しています。
この博物館、魚類研究者でもある昭和天皇、上皇陛下も訪れているそうです。
タレントの「おさかなクン」も縁があるとのこと。
魚の展示ですが、どの水槽もきれい。
しっかり手入れされていて、生息状況が再現され、魚や海洋生物の生態がよく分かります。
そして、小さな子供が見やすいように、水槽手前は床を一段高くし、手すりも設けてあります。
また、下からのぞけるようにしてある水槽もあって、
岩の下に隠れる習性の生物をみることができます。
展示には工夫が凝らされています。
生きた海洋生物、標本など、ほんとうに充実した展示内容です。
1つの私立大学が、これだけの施設をつくり、半世紀にわたって維持、運営してきたことは大変素晴らしい。
日本の私立大学で、これほどの設備を有している大学は東海大学の他に見当たらないです。
私は東海大学出身ではありませんが、
私が学生の頃に、いろいろな大学の様子など聞くようになると、
東海大学はスゴい大学だぞ、知るようになりました。
学生が乗り込める海洋調査船まで保有していますからね。
これは、恐らく日本の私立大学で唯一でしょう。
施設設備、教育内容の充実度は、
国公私立大の中でもトップクラスだと思います。
さて、話を館内のことにもどりますが。
本物のクジラの骨格標本。
これも圧巻。
レプレカの展示をしているところが多いのですが、
ここのピグミーシロナガスクジラの骨格標本は
本物の骨。
全身骨格を展示してあるところは数少ないと思いますが、
こちらでは至極当然のように展示されています。
これは貴重。
さらに自然史博物館の方も、化石展示は充実しています。
実に見事です。
こういった本物を見てもらう、触れてもらいたいという姿勢、
見やすく、解りやすく、学んでもらいたいという方針に貫かれています。
これが閉鎖する、というのは本当にもったいないことです。
ただ、静岡市が新たな海洋科学の展示施設を設置する計画があるとのこと。
建設に当たって東海大学はその監修をすることになっているそうです。
海洋科学博物館の実績、歴史が受け継がれることを期待します。
今回、私はこの施設の閉館を聞きつけて、急ぎ時間を割いて訪問しました。
私としては駆け足で巡ったのですが、それでも正味4時間くらいはかかりました。
もっと時間をかけて見学していたら、1館に丸1日、計2日間かかりそうです
(私からすると、見どころ多過ぎなので)
私からのオススメランキングは
Aランクの施設、と申し上げたいと思います
期間が僅かとなっていますが、ぜひ訪れてみて頂ければと思います。
なお、周辺にも観光できるところがあります。
この地域は世界遺産ですからね。
清水港内の水上バス
三保の松原
清水港市場(美味しい店たくさん)
足を伸ばせば
日本平
久能山東照宮(徳川家康墓所)
イチゴ狩り
登呂遺跡
などなど
久能山は数年前に行ったことがあるんですが、
巡ってみたいところ多数です
(宿題だ)
山梨から車で移動すると中部横断道で南下、清水インターまで行かずに、1つ手前の清水いはらインターで降りるのが良いです。
バイパスがつながって清水港、三保へ出るにはこちらが楽な道だと思います。
関連サイト、紹介動画を貼っておきます。
東海大学海洋科学博物館・自然史博物館
紹介動画
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