3000年以上前から塩づくりが行われている、プエブラ州の中南部に位置する小さな町、サポティトラン・サリナスに取材に行ってきました。
町の名前にある“サリナス(Salinas)🟰スペイン語で塩田の意味”が示す通り、この地の地下には天然の塩水が湧き出す泉が点在していて、今も地元の人々が天日干しによって塩を生産しています。
この製法の起源は、かつてこの地に暮らしていたポポロカという先住民族の時代にさかのぼるそうです。
泉の塩水を塩田に引き、太陽の力で結晶化させる天日塩にする工程や、雨季を避けた収穫時期の知恵、塩の保管技術など、古代から受け継がれてきたものが、今も変わらず息づいていました。
圧巻の景色!!
ここで収穫される塩は、口に含むと重曹のような、やさしく丸みのある風味。
その独特の味わいは、食通の方達たちからも注目を集めていて「ヒマラヤ岩塩を超える」と称されることもあるようです。
世界最高峰と噂される、秘密のお塩。
この地域には恐竜の化石やオニキス、大理石の鉱山、400種類以上の固有植物が点在し、自然と文化の宝庫ともいえる場所。塩の段々畑が広がるこの地に立つと、太古から続く暮らしと大地の恵みが、今も共鳴しているように感じられます。
日本で特別に食べれる企画も計画中!!
お楽しみに。
この塩の生産地についても、改めてお披露目の機会も準備中。
学びある、プエブラ取材旅行になりました。