オアハカのHotel los Amantesから車で40分。
Los Amantesの蒸留所に到着。まずはアガベ畑で様々な種類のアガベについて勉強を。
現在200種類以上あるアガベから、メスカルで使えるアガベの種類には規制がないので、クローンのように同じアガベを使うのではなく、逆に違う種類のアガベの花が受粉して、様々かキャラクターの新しいアガベを使うのも面白い!という考え方。
また、イフエロよりも種から育てたほうが、より強く育つこともあるそうです。
テキーラの場合は、キオテはピニャの糖分を奪ってしまうため、伸びる前にカットしてしまいますが、メスカルの場合は、あえてキオテを残して新しい株をつくるという発想が、それぞれの違いを現していますね。
全てのブランドに、それぞれの製法があるのがメスカルの魅力。文化も作る人も違い、その違いが個性として楽しめる…そんな言葉が胸に残りました。
本来は野生種のテペスタテからは超巨大キオテも伸びていて大興奮😱
テペスタテの葉は、毒性が強く触ると腫れたり高熱が出るらしくて近づくのにかなり注意しました。
ちなみに、今回アガベ畑ツアーをしてくれた方によると、最大で900キロ!!のピニャに育ったテペスタテを見たことがあるそう。
トバラやカーウィンスキーもあって、実際にそれぞれのアガベのどの部分をメスカルに使うのかを確認しました。
野生種で、球形部(ピニャ)の部分が小さかったり細長かったりすると、糖度も低いため、最終的にメスカルになる量も少なくなります。
カーウィンスキーは、特に大きくなる過程で葉を落としながら糖度が少ないため、地面に近い部分は木のように固くなってしまいメスカルには使えないらしく、葉をカットしたダイヤ型の部分が3センチくらいの幅がないとダメらしく、収穫タイミングの見極めも大変。
メスカルで1番よく使われるエスパディンで、1リットルのメスカルを作るのに、10キロのピニャが必要になるそうですが、例えばハバリの場合は、6ー7年育ててやっと10キロのピニャが収穫できるそうなので、6ー7年で1リットルのメスカルしか作れない計算に😱
希少種のアガベほど高くなるには、やはり理由があります。