メキシコの伝統文化「死者の日」におすすめのテキーラをご紹介!第1弾はKAH(カー) | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

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もうすぐ、「死者の日」ですね。

死者の日とは、2003年に「死者に捧げる先住民の祭礼行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されたメキシコの伝統文化です。

11月1・2日には、故人を偲び弔うため、各家庭やお墓、教会や公園などの広場には、マリーゴールドや赤いケイトウの花、フルーツ、故人が好きだったお酒などで飾られた祭壇(オフレンダ)が設けられます。

日本のお盆に例えられる事が多いですが、近年では、ディズニーピクサー映画「リメンバーミー」や、映画「007・スペクター」の冒頭シーンなどの影響で世界的に有名になり、パレードや仮装パーティーのような華やかなイベントも開催されています。

日本でも、最近は死者の日のイベントや、メキシカンレストランで祭壇を飾っているお店も増えてきました。
死者の日には、故人が好きだったお酒を祭壇に飾ったり、一緒に楽しもう!と、テキーラやメスカルを飲む事も。

そこで、死者の日におすすめのテキーラを、ブログで順番にご紹介したいと思います。

まず思いつくのが、骸骨のボトルが人気のカー。
オフレンダ(祭壇)に飾らるテキーラとしても人気です。

『KAH(カー)』は、メキシコ・ハリスコ州のバジェス地方・テキーラ地区でつくられる100%アガべテキーラです。

メソアメリカの言葉で「人生」を意味する『KAH(カー)』は、三千年の歴史を持ち、メキシコの伝統行事『死者の日』に欠かせない、死と再生を象徴するカラベラ(=スペイン語で「頭蓋骨」、「スカル」)をイメージしたインパクトのあるボトルが特徴的です。
 
 
ブランコは白ベースに黒で施されたデザイン。
邪悪なものから生者を守るために、墓から故人の頭蓋骨を掘り出し、テキーラやタバコを振る舞うというボリビアの習慣からヒントを得ています。
口当たりはスムースで、アガベの甘み、ホワイトペッパーのスパイシーさも感じられる、とてもバランスのよいテキーラです。
 
 
レポサドはペルー・チチカカ湖のほとりで開催される、悪魔の世界にもっとも近いとされる地底で働く鉱夫の安全を祈る御祭にインスパイアされたデザイン。
フルボディーで口当たりのまろやかなテキーラ。アメリカンオークで2か月熟成させ、微かにバニラやキャラメルのような香りも感じられます。
 
 
アネホは墓石に刻まれた「安らかに眠れ」の言葉通り、装飾した墓の上で心静かに眠ることで、先祖との精神的な結びつきを強めるというニカアグラの習慣をイメージしたデザイン。
アメリカンオークにて1年間熟成させたアネホはコーヒーやチョコレートのような美しいアロマを楽しめます。
 
以前はレポサドだけ度数が違いましたが、現在はすべて同じ40度になっています。
(蒸留所も変わりました)
また、手書きで1つ1つ顔が違っていたりしましたが、こちらも今はプリントのため、同じデザインに統一されています。

手書きの時は、笑ってしまうくらい手抜きの顔😂を見つけたりして面白かったのですが…
もしかしたら、現在輸入されているものと、昔の輸入社さんが取り扱いしていたものと、両方残っているかもしれないので…
探してみるのも楽しいかもしれませんね。
Amazonだと並行品、正規品となっていますが、正規品が輸入社の日本ビールさんから入っているものなので、商品紹介は正規品のものについて書いてます。

こちらは以前の輸入社のリードオフジャパンさんのもの。顔が少し違っていたりする場合もあるので…
ネットで探すのも良いし、お酒屋さんでもし見つけたら自分でボトルを選ぶのも楽しいかも知れないですね。

ちなみに…

海外では、現在骸骨のボトルではなくてかなりユニークなデザインにリニューアルされています。
ちょっと怖いけど…😂😂
飲んだ事がないので、味は分かりませんがなかなかのインパクトなのでお好きな方は⬇️