この時に、蒸留所ホテルを建設中で、昨年オープンしたという情報を聞いていたので、今回質問をさせていただきましたが、ビジターセンターとして、設備をリフォームして、キッチン、ダイニングルームと研修エリア付きの部屋を用意し、20人まで滞在することができる施設になったそう。

インタビューでも紹介しましたが、ペルノリカール蒸留所では、現在テキーラの製造過程で使用した材料の約98パーセントをリサイクルしています。
環境問題への対策やサスティナビリティなど、テキーラ業界で今話題になっている事に、いち早く取り組んでいるのがこの蒸留所のイメージです。
テキーラは、アガベアスル(竜舌蘭)を原材料としており、加熱したアガベを搾汁してアガベジュースを発酵・蒸留してつくるお酒ですが、ほとんどの蒸留所はアガベジュースを絞った後の繊維部分(オルメカ・アルトスをつくるペルノリカール蒸留所では、現在テキーラの製造過程で使用した材料の約98パーセントをリサイクルしています。
バガスをそのまま破棄すると土の栄養分を吸ってしまうため、その土地で育てている野菜やアガベの生育に影響がでたり、そのまま焼却した場合は大気汚染になるそうですが、まだまだテキーラ業界では環境破壊などの問題に意識が低かったり設備投資ができない蒸留所も多い中、ペルノリカール蒸留所では4ヶ月かけてバガスをリサイクルし、畑の肥料にしたり、地元のサッカー場の土に戻して再利用しています。
テキーラの製法から活動・プロモーションに至るまで、一環して「サスティナビリティ」がコアコンセプトになっているオルメカ・アルトス。
テキーラの知識の教育だけではなく、バーテンダーとしてのキャリアアップを支援してくれるオルメカ・アルトスの新しい取り組みは、今後グローバル化していく飲食業界を大きく変えていくことと思います。これからもオルメカ・アルトスに関わるバーテンダーの皆さんが、地元やや一緒に働く同僚、テキーラ業界への恩返しをしたいという願いをサポートし続けてくれることでしょう。
その取り組みの軸にあるのがテキーラへの情熱や誇りであり、テキーラブランドが率先して業界の先端を進み、新しいジャンルの市場を開拓していくのはとても素晴らしい事だと思います。
そんなテキーラを手がける人がどんな人なのか…
ぜひインタビュー記事をチェックしてみてください⬇️