事前にミニチュアボトルと、10mlづつ小瓶にわけられた試飲サンプルを送っていただいたので、前回4月に開催したテキーラジャーナルのセミナーで残ったテイスティングシートと、熟成別にテイスティングできるように、ロブマイヤーグラスを3脚用意しました。
オンラインセミナーはブランド名に合わせて2時3分にスタート。
ZOOMで行われて、約25名の方が参加されていました。
メキシコ🇲🇽にご一緒した方や、知り合いの方も参加していましたが、お名前を見る限り初めてかな…と言う方も多くて、びっくり‼️
新しいテキーラファンをしっかり獲得しているのだな…と尊敬します。
今回の輸入にメインで携わったブランドアンバサダーのテキーラ道場前田顕義氏さんからは、1年以上前からいつかCalle23を輸入したい!という夢を聞いていて、少しづつ準備をされて、様々な苦労やトラブルを乗り越えて発売に至るまでの過程をずっと応援していたので、なんだか感動の瞬間でした。
夢を叶えるっていいですね
ブランコ 10ml 40%
レポサド 10ml 40%
アネホ 10ml 40%
クリオージョ 10ml 49.3%製菓用
試飲アイテムの4種類をスタンバイして、セミナーを視聴します。

実は、テキーラ業界で尊敬するオチョのオーナーのトーマス・エステス氏が2013年にオチョの日本での発売を記念して初来日すると決まった時に、お会いする前にトーマスさんがどんな方か知りたくて購入した著書の中で、交流の深いテキーラ業界のレジェンドや仲間をインタビュー形式で紹介していたのですが、そのうちのひとりがソフィーさんでした。
トーマスさんの著書。
当時は、幸運にもAmazonで見つける事ができて購入しましたが、残念ながらトーマスさんも4月に亡くなり…
今は日本で購入することが出来ないようです。
⬆️ソフィーさんのインタビューページ
メキシコ🇲🇽では、テキーラ業界で働く女性は、ボトリング作業やラベル貼りなどの単純作業スタッフが多く、テキーラ造りは手作業で重労働なので、製造現場にもあまり女性の方はいません。
大きな蒸留所やブランドであれば、ブランドアンバサダーや海外輸出担当者など、製造現場以外で活躍する女性の方にもお会いする事もありますが、女性オーナーがいるというのはこの本で初めて知りました。
ソフィーさんは、フランス生まれで、1999年にコンピエーニュ工科大学で生物工学の博士号を取得。
メキシコの国立工科大学で発酵を学ぶ道を選び、在学中にハリスコ州のテキーラ蒸留所を訪れた時に、テキーラに携わる人やメキシコ、自然そしてテキーラの虜になったそうです。
一度メキシコを離れ、南アフリカでのアガベスピリッツの蒸留所やフランスの蒸留所での仕事に就いたのち、2003年に再びメキシコの地を訪れ、様々なハードルを乗り越えて2009年に自身のブランドを立ち上げた…という経歴もめずらしくて、メキシコでCalle23を見つけた時には飲んでみたり、現地で日本にないテキーラを買いたい!という方にはCalle23をおすすめしたりしていました。
棚の中央に並ぶCalle23。
テキーラ村の中心地にあり、残念ながらコロナの影響で閉店してしまった、大好きなテキーラバーLA CATAの女性マネージャー(写真左手)が、なんとお店が閉店したあとCalle23で働いているというのを知り、彼女の素晴らしい知識が活かせる職場なんだろうな…と勝手に喜んでいましたが、メキシコではこのお店みたいにテキーラバーに行くと、必ずボトルがあって、おすすめブランドとして紹介される事も多くて、私にとっても特別なブランドの1つでした。
セミナーに参加出来ない方もいると思いますので、大事なポイントとなる点をご紹介します。
ブランドの特徴⬇️
※テキスト &写真はCalle23オフィシャルサイトより
1熟成クラスごとに異なる酵母を使用
一般的なテキーラブランドではすべてのクラスで同じ酵母を使用していますが、カジェ・ベインティトレスでは異なる酵母で造ったテキーラを熟成し、ブランコ、レポサド、アニェホでそれぞれ最適な酵母を使用しています。
2アガベの調理にアウトクラベ(ステンレス製の圧力釜
テキーラ業界では、一般的にマンポステラと呼ばれるレンガ窯でアガベをゆっくり調理した方がよいテキーラができるという定説があります。しかし彼女は近代的なアウトクラベは安定した温度での調理ができるため、マンポステラのように低圧でゆっくり加熱することで、よりよいテキーラを造ることができると語っています。
3銅製コイルを内蔵したステンレス製の単式蒸留器を使用
テキーラ業界では、一般的に銅製の蒸留器がもっともよいとされており、伝統的なテキーラ生産者は銅製の蒸留器を好んで使う傾向がありますが、カジェ・ベインティトレスでは敢えて銅製コイルを内蔵したステンレス製の蒸留器を使用しています。4添加物不使用
テキーラの規定では天然由来の添加物を1%未満まで加えることが認められており、多くの生産者は品質を均一化するために添加物を使用しています。しかしカジェ・ベインティトレスでは、アガベアスルの香りと味わいをそのまま感じられるように、敢えて調整を行わずにテキーラを造っています。原材料はアガベアスルと水のみです。
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※ここまでがブランドサイトから


