summer_31熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気侭な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく…。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて「それから」「門」に続く三部作の序曲をなす作品である。
summer_30この本を読んだ後で誰もが言うように、壮大なスケールに暫く呆然とするというのは決して誇張ではないのですが、それは無限と永遠を前にして立った時の自分という個人が、果てしのない壮大な世界や永遠という時間に対してあまりにも小さく、その底知れないギャップに気がつき、愕然とするからでしょう。その底知れないギャップには、「百億の昼と千億の夜」というイメージとあいまって、読者に美しくも哀しい気持ちと、永遠なものに憧れる敬虔な気持ちとをひきおこす、不思議な作用があるようです。
summer_29ディアスポラでえがかれる世界は、厳しい。 でもラストの若者たちは、前へ進んでいく。 水のゆくえは、酒造りやダムの文章がマニアック?過ぎて ちょっと中だるみするとこもあります。あと知事選挙のあたり の文章は、田中康夫氏の選挙戦を手伝った氏ならではでしょう。 でもラストに向かうにつれ、「ただ生きるのではなく良く生きること」
summer_28中国や韓国からの留学生が大変な数にのぼっている実態も説明している。著者も歴史問題で多少やりあったらしい。日本の過去についての説明として正確とは思われない文書が英語になっていて、さらにそれが証拠として講義で引用されることもあるようで、その経験から日本は重要資料の英訳を進める必要があるとしている。一方で、原爆投下の是非といったことでもタブー視せずにオープンに議論しようとする姿勢は高く評価。 後半は米国の大学や大学院についての説明から離れて、国際政治、歴史との向かいあい方、愛国心、日本のエリート教育のあり方、非ネイティブとしての英語力を極める重要性、留学で得られるメリット、一流の「頭でっかち」になる方法といった内容について、著者が現地で経験したことや考えさせられたことから発展させた各種提言や自身の考えを披露。
summer_26自分の態度を選ぶ、遊ぶ、人を喜ばせる、人に注意を向けるこれらの実践で、仕事の価値は高まるというのが「フィッシュ哲学」。その哲学には業種を問わずあらゆる組織が元気を取り戻し、そこに生きる個人個人がいきいきと毎日を送るためのヒント。
summer_25社長には誰も文句もチェックもしない。 自己管理できる1割はいいが、いや3%くらいか、 大半は流されていく。 起業は10年後に9割が廃業倒産になるが、 それは戦略がない、営業力弱いとかもあるが、 誰からも監視されず、切磋琢磨もなく、 自由で自堕落でダメになる。