新宿のかうぼーい -9ページ目

新宿のかうぼーい

負け組み代表の勤務医から、起業して病院を経営できればいいなっつう軌跡
実際問題として、新宿を馬で動き回ってるんじゃなくて、自転車で動き回る、かうぼーいハット(どっちかといえば金田一ハット)のおっさんの物語。

血液の循環は、動脈系と静脈+リンパ管系とに別れます。 

動脈系のエンジンは、心臓と大動脈。 

詳細は今回は関係ないから省略。 

動脈系から末梢(わかりやすいように指を例にとってみてください)

に送り込まれた血液は酸素の運搬から二酸化炭素や各種老廃物の運搬という役割を終えて心臓がわに戻ります。 

途中に小腸から栄養分の運搬を託され、肝臓にも寄り道して、最後に肺に戻って一周です。 

この過程のうち、静脈系のエンジンを説明できる人は読む必要ないですが・・・

そういえば、どうやって戻ってるんだ?って人は必読です。 

今回は酸素交換や、栄養分の交換の話は省略。これらのキーワードは浸透圧です。

交換が終わって晴れて静脈系に戻ってきた血液。 

ここで手の甲に浮き出ている青い静脈を見てください。 

動いてないよね?(動脈みたいにという意味)

つまり、流れてません。しかし、その管の中は血液で満たされています。 

その血管を逆の手の指で押さえてみると、つぶれますよね?

このつぶれたところには血液はなくなって、管の中の末梢あるいは心臓の方に移動したわけです。 

実は、静脈には弁がついており、心臓側にしか流れないようになっています。 

つうことは、静脈を潰しさえすれば、血液が心臓の方へ流れると言うことですね。 

今度は力一杯握りこぶしを作ってみると、浮き出た静脈がつぶれるのがわかると思います。 

こうやって静脈の血液は、心臓に戻るという仕組みです。

日常生活を送っている人は特に意識することなくこれらの「筋ポンプ」が作用している訳ですが

一日中たちっぱなしで足が浮腫んだ経験あるとおもいます。

そう、動かないために筋ポンプがうまく作動せず、結果として血液が渋滞を起こして浮腫んでしまったのです。

では、対応はどうすればいいでしょう?

たいていは足を挙げろとか言われますが、それだけでは不十分です。むしろ、原因がそれで間違いないのであれば

歩くこともしくは、足に力を入れることで改善が期待できます。

ただし、これにはこわーい、エコノミークラス症候群を除外する必要があるので自己責任でお願いします。

ま、現実的には動かざるを得ない訳なんで、仕方はないですがね。

エコノミークラス症候群に関してはまた後日。


最近手足が腫れぼったくて・・・って人結構います。

じゃあ、なぜ?って考えないから病院へ行くはめに。

もちろん異常であることもありますので、いくことは否定しませんがね。

生理的にも浮腫むことはよくありますので、その理由を知っておいて悪くはないでしょう。だって自分のことだもの。

例のごとくwikipediaをと思いましたが貧弱なのでやめます。

1 心臓の異常 
2 大動脈の異常 
3 交換機能の異常 
4 筋ポンプの異常 
5 静脈の異常 
6 リンパ管の異常 
7 肺の異常 
8 腎臓の異常 
9 その他 

だいたいこれらが考えられます。

ですので、足が浮腫むといって整形外科にくるのは正解のこともあれば不正解のこともありますが

皮膚科にはあまり関係ないでしょうねw ときどきいるみたいですけど。

それぞれ解説を試みます。もちろん、自己学習を兼ねていますのでご了承くださいね。筋ポンプが当ブログ的には

一番重要ですけども。
以前も書いてますが、また自己学習を兼ねて。

http://www.wound-treatment.jp/

バイブルなんですが、なんつうか、サイトが時代遅れで見にくいのが残念。

ま、好きでやっておられるんだと思いますので、よいのですが。

整形外科って言うところは、外傷を主に扱います。


ですので、擦り傷や切り傷を扱うのは日常茶飯事です。

なにがいいたいかというと

東京ですらっていうところはありましたが

意外と整形外科がいないところがあるんですね。

ですから、下手したら内科の先生がキズを見たりっていうシチュエーションも存在します。

この点に関しては、病院が多すぎることが原因でしょうけど。

さておき、本題です。


湿潤療法は、残念ながら未だ一般的と言えません。

それは、歴然としておりますので解説しません。

要点は、キズが治る過程で最も治癒しやすい環境を維持してあげましょう

ってことなんですが

結論から言うと、汚染がない創面(汚染がある場合は汚染を除去)を十分に洗浄し、その後、その創面を適度な湿潤環境に保つ。

それだけです。キズそのもの、正確には細胞から細胞を修復しようとする因子が放出されてるのでそれを逃さないようにすること。

さらに、細胞が分裂して増えるのに必要な適度な環境は体内をに近い状況、すなわち湿潤した環境であると言えます。

それで、専用の絆創膏なんかが発売されていますよね。宣伝はしませんが。


これくらいが基本的な考え方ですが

手術の後のきれいに辺縁どうしが縫合されているケースでは、キズの部分自体が湿潤環境になっているため

どうやっても問題はないです。ですから、イソジン塗ろうが、ガーゼ当てようが大きな問題にはなりません。

擦り傷やらやけどやら褥瘡は、キズ自体が閉鎖できないために、ハイドロコロイドの絆創膏を貼って湿潤療法をするのが理想的なんですが

結構イソジン塗っちゃう施設がおおいですよねw

イソジンは染みますから痛いです。基本的に痛いことは駄目と理解してもらえればよいでしょう。

ですから、そんな創面にガーゼをおいちゃうとくっついてはがすとき激痛!

褥瘡もしかりです。


で、病棟ナースから言われましたが、浸出液が多くてそんな治療はできん!!って言われました。

浸出液が多い場合は、こまめにケアをするという前提であれば湿潤環境は保てそうなので悪ではないかなと思います。

でも、ここにもこだわりwがあるドクターは、さらにVAC療法などというすごい治療をw

これに関しては今日は言及しませんが。

まとめますと

キズにイソジンは駄目ですよ。
ガーゼも特殊な場合をのぞいて、原則禁忌。

キズの具合にもよりますが、閉鎖療法がいまのところ最もきずに刺激が少なくて治りがよいようです。