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新宿のかうぼーい

負け組み代表の勤務医から、起業して病院を経営できればいいなっつう軌跡
実際問題として、新宿を馬で動き回ってるんじゃなくて、自転車で動き回る、かうぼーいハット(どっちかといえば金田一ハット)のおっさんの物語。

今まで全くというほど無視してきましたリンパ管。

そもそもこれ何?って感じだと思います。私も整形外科医としてこれを見たことはあるかもしれませんが

これがリンパ管だ!って確認できたことは全くないです。

当然、それは存在しています。

役割はいろいろあるようですが、ここでは迂回路としての役割で取り上げます。

静脈だけで組織液を心臓に戻すのがちょっと難しいのが現実。

そこで組織液は、迂回路代わりにリンパ管を通って別経路で循環しています。

リンパ管の中にあるとリンパ液とか言うらしいので紛らわしいですが、ほとんど同じものという理解でよいとは思います。

で、やはり何らかの理由でこれらが異常を来すと、それを迂回路としていたそれより末梢側の組織が浮腫になります。

代表的なのは、乳がんの術後、癌のリンパ節転移などがあります。

特に乳がん術後のリンパ浮腫はひどいので、社会問題にもなってたような気がします。

筋ポンプ以外にもこんな迂回路がある訳なんですが、自分で動作させることが可能なのが筋ポンプで

リンパ管は渋滞した組織液を迂回させているって言う感じのニュアンスでいいかなと思います。

ちなみに浮腫は悪循環しますが、ここまで読んでくれた読者の方ならその理由をこたえられるかな?



静脈の異常があると、筋ポンプが作動できないため浮腫になります。これはかなり限定的な浮腫です。

血管系は、道路に例えると理解しやすいです。

血液=車、血管=道路です。

交通事故が起きて、迂回路がない場合は当然渋滞が起きますよね。

静脈の異常という交通事故が起きると渋滞=浮腫が発生しますが、逆側の道が渋滞することはあまりありません。

従って、事故現場より後ろ側だけが渋滞します。

これが、浮腫が限局的である理由になります。

具体的には、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)、静脈瘤(静脈の弁の異常)、腫瘍塞栓などが考えられます。

静脈に血の固まりができたら当然その先には流れることができませんから、それより後ろ側では渋滞が起きますよね。

静脈瘤の場合は、弁の機能がおかしくなっちゃうので、本来心臓側にしかながれない静脈血が、逆側にも流れてしまい

結果として、渋滞します。ま、車で言えば逆走してる車がいる訳ですから、危なくてスピードなんか出せませんよねw

それと同じです。

癌が直接静脈を圧迫したり、あるいは、転移を起こす過程で静脈を通るときに詰まったりなども同じように渋滞、浮腫になります。

いずれも原因疾患の治療が必要だとは思いますが、専門外なので、あまり言及しません。


交換機能ってなに? ですよねw これは勝手に私が作った用語です。

正確な用語はしりませんがw

動脈が組織、例えば筋肉(わかりやすく、上腕二頭筋、力こぶのあれとしましょう)に行っているのはさほど難しくないと思います。

では、そこで筋肉にどのように血液が供給されているか?ってのは知らないでしょう?(知ってたら見る必要ないしw)

いわゆる毛細血管として各エリアで終わっていて、そこで組織となんかのやり取りをします。

何のやり取りかと言えば、代表的なのが酸素の運搬。これは、そこの組織が二酸化炭素リッチであれば、自動的っていうか

ボーア効果とかいう効果により交換されちゃいます。ここはあまり関係ないのでこんな感じで。調べたい人はご自由に。

もう一つは、血漿ですな。これは浸透圧が重要です。

動脈が毛細血管となって(まだ動脈です)血圧があるために、血管外に押し出されます。

で、前述した浸透圧は、単純に考えると濃い水溶液を薄めるように水は動くってことです。

動脈の場合、栄養がたくさんある訳で(例外はありますがここではそういう血液)、組織の方が栄養が少ない状態なんでこの場合、浸透圧による移動は組織から血管側になります。
ただし、元々の血圧の方が高いため、結果として、組織へ血液が流れます。

問題の静脈は、先ほどと同じ理由で、血圧<浸透圧のため血管に組織液(血漿のことね)が引き込まれます。
栄養って言う点に関しては組織の方がおおいんじゃ?って考えもありますが
濃い方を薄める作用なんで、動脈から成分が流れ出た後の血液は結構濃い状態になっていると理解してもらえれば
浸透圧により血管に引き込まれるのが理解できるかなと思います。

以上が正常な組織と血管の血漿交換の流れです。

で、ここでは濃度がキーワードになります。

血管に引き込むパワーが弱くなれば血管に組織液を戻すことができなくなります。

すなわち浮腫がおきます。

で、このパワー、すなわち濃度ですが、これは血漿タンパク質に依存します。

血漿タンパク質って言うのは肝臓で作られるアルブミンってやつです。

このアルブミンの濃度が何らかの理由で下がると、浮腫がおきます。

何らかの理由って言うのは、よくあるのがご飯が食べられないってやつです。

癌でもいいし、本当に食べるものがなくてってのでもかまいません。

低栄養の状態になると浮腫がおきるってことです。

ほかに考えられるケースは、アルブミンが作られない何らかの病気でもよいでしょう。

アルブミンが作られない病気って知りませんがw

そんな感じで、この交換機構の異常が起きても浮腫になる訳です。