この仕事をしていると良く聞かれます。
「グルコサミン飲んでもいいか?」とか
「グルコサミンみたいな薬はないか?」とか
酷いのになると
「グルコサミンを飲んでるがよくならない、どういうことだ?」
みたいなもう、酷いですねw
http://www.sea-surveyor.com/
とか
http://www.suntory-kenko.com/contents/leg/pr2/glc/
なんかみてみると、さっぱり何に効果があるのかわかりません(笑)
で、効果でググると
関節痛に効くらしい。本当かな?
で、めんどくさいけどpubMedで調べてみる。
全部は調べられませんが、いくつかみてみると
動物実験で限定的な効果は認められたらしい。
あれ? でも、この動物って自然に変形性関節症になる動物じゃないっけ?
ってことで眉唾の論文でしたが、プラゼボ効果ぐらいはあるでしょうね。
http://www.lpconvention.org/
ここをみてみると効果のほどが書いてありました。
やっぱり関節痛に効く(ということになっています)らしい。
関節痛もひとえにいろいろあります。
たとえば、捻挫。リウマチもありますね。
ここでは変形性関節症をメインに考えているっぽいけど。
神経痛でも痛くなるでしょうし、使いすぎでも痛くなるでしょう。
薬で大事なことは、万能薬っていうのは絶対に存在しないということです。
いや、絶対までは言えないかもしれませんが
薬の効果っていうのは、その人にはプラスかもしれないけども、ある人にはマイナスになるのですよ。
わかりやすく言えば、高血圧の薬。これは、血圧を下げる効果があります。
高血圧の人には有効ですね。
ですが、血圧が正常の人の場合はどうでしょう? 低血圧になっちゃいます。
また、効果が出る以上、必ず問題になるかどうかは別として望ましくない作用も出ます。
期待される効果>期待されない効果 この場合は薬と呼んでよいでしょうね。
逆になったら毒ですね。
まぁ、ホームページみる限りグルコサミン等はサプリメント、すなわち食事と変わらん!とうたっているわけですから
こんな話をしても意味はないのでしょうけども。
でも、効果!!っていうのであれば、薬を連想させる表現で問題がありそうです。
むろん販売者のホームページにはいっさい効果は書いてません。法律的に問題になるからですね。
ちなみに私見ですが
グルコサミンやらコンドロイチンが明らかに不足しているような食生活をされている場合は
摂取しても悪くないでしょうね。意味はあるかと思います。
普通の食事がとれているのであれば特に意識する必要もないかと思いますが。
蛇足ですが
この理屈は、グルコサミン=アミノ糖ですからそのままじゃでかすぎて吸収できません。
http://ameblo.jp/teppei-style/entry-11051810231.htmlでちょっと触れていますね。
吸収の理屈は今度やるとして
とりあえず、吸収できるレベルまで分解しないと吸収されないってのが常識です。
つまり、人間の軟骨のグルコサミンが◎みたいな形をしているとして
カニのグルコサミンは△みたいな形な訳ですよ。(たとえだから真に受けないように)
同じグルコサミンでも当然違うわけで、でんぷんとブドウ糖みたいなもんです。
つまり、グルコサミンを摂取してもそのままの形では吸収されません!
さらに、吸収効率は悪いと思います。カニの甲羅を食ってみればわかります。
消化しやすい形にしてあるんじゃ?ってことですが、ホームページみるかぎりよくわかりません。
以上をまとめてみますと
グルコサミンは飲んでもあんまり吸収されない上、吸収されるものは消化され分解されたものであり
当然人間の軟骨成分の元にはなるとしても、期待して部位にからなずしも利用されるわけじゃない。
臨床的な効果はおそらくない可能性が高いと言えます。
本当の蛇足w
同じ理屈であれば、頭が悪いから牛の脳を食べたら頭が良くなるとかと同じだと思います。
倫理的にはともかくとして、人間の軟骨を摂取したらどうか?ってことですが、
結局のところ分解して利用されるものはカニとかと同じだと思います。
痛風の話で加筆すると書いたので書いちゃいます。
ここに書いているお話は、あくまで自己責任でお願いします。
あるいは、担当の医師から許可ないし、説明があった場合に実践してください。
当ブログはまったくもって責任取れませんので。
さてと本題。
痛み止めの話
http://ameblo.jp/teppei-style/entry-11044941185.html
の補足になります。
痛み止めを飲んで、吸収されて初回通過効果を経て効果を発揮していくわけですが
ある一定の血中濃度に到達しないと効果がでないのが普通です。
ちなみに、薬の多くはアルブミンっていう血漿タンパク質と結合してまして、その一部が電離ないし遊離して効果を発揮します。
ですから、複数の薬を内服した場合
よりアルブミンと親和性の高い薬がアルブミンとくっついちゃって、親和性の低い薬がより強い作用を示すことがあります。
薬物相互作用ってやつですね。
良く患者さんが、飲み合わせは大丈夫ですか?っと聞かれるんですが
正直全部のデータが出ているわけじゃないので、せいぜい酸性度がどうとかで考えるぐらいしかないです。
有名どころで言えば糖尿病薬<痛み止めでアルブミン親和性が高いので、糖尿病治療薬を内服している患者さんが
痛み止めをがんがん飲んだりすると低血糖になっちゃうことがあるので、そこんところは注意が必要です。(ちゃんと主治医に聞いてくださいね)
さて、戻りますとある一定の濃度に達成するとはじめて効果が発揮されるんですが
(これは痛み止めを飲んですぐに効かないことで理解できるでしょう?)
少し考えてみると初回通過効果の次に1周してきたらまた肝臓に代謝されてどんどん薬がなくなっちゃいます。
濃度が半減するのを半減期とか呼んでますけど、別に半減したから効果がなくなるわけじゃなくて
濃度が半減しただけで薬によっては半減しても効果がある場合もあるし、ちょっとでも濃度が下がると効果がないものもあります。
で、さらに高濃度になっちゃいますと、中毒域といってメリット<<デメリットの状態になります。
安全な薬って言うのは、この中毒域が高い薬をさすことが多いですね。
以上を踏まえると
なるべく早く有効濃度に当達して、なるべく長くそれを維持できれば効果が持続しますね。
いつも出てくるロキソニンを例にとってみます。
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1149019C1149_1_03/
添付文書ですが、相互作用のところにちゃんと血糖降下薬って書いてありますね。当たり前ですが。
これをみると正直どんだけ恐ろしい薬なんや!!って感じがしますが、仕方がないんでしょうね。
で、必要な情報は、内服後最高血中濃度になるのが、30分(有効成分としては50分)、半減期は1時間15分と書いてあります。
で有効血中濃度は書いてませんが(普通は書いてないです)
薬物動態のグラフと、現実に内服する投与間隔(朝8時、昼13時、夜19時とするとだいたい5時間おき)から
かなり低い濃度で有効であろうということが推測されます。
ですが、慢性の疾患ならいざ知らず
多くの場合は、今痛いのをなんとかしろ!ってことなんで
1秒でも早く効いてほしいですよね?
そこで、決められた用量より多く内服します(合計で2錠程度)
すると単純に、有効血中濃度に達する時間が短縮されますし、半減期は同じとすると有効時間も延びます。
中毒域は探したけど見当たりませんでしたが、結構高いはずです。参考までに
同じような薬物であるカロナール(アセトアミノフェン)の中毒域は50錠(アセトアミノフェンとして10g)くらい一度に飲むと
到達するようです。
ですから、いっぺんに2錠は問題ないです(添付文書にも書いてあるし)
頭痛がひどい人などはいっぺんに二錠飲めば速やかに効果が出るはずですが
副作用も当然でやすいので注意が必要です。
以下参考までに。
http://www.abbott.co.jp/medical/product/tdm/tdm_1.asp?r=1
ここに書いているお話は、あくまで自己責任でお願いします。
あるいは、担当の医師から許可ないし、説明があった場合に実践してください。
当ブログはまったくもって責任取れませんので。
さてと本題。
痛み止めの話
http://ameblo.jp/teppei-style/entry-11044941185.html
の補足になります。
痛み止めを飲んで、吸収されて初回通過効果を経て効果を発揮していくわけですが
ある一定の血中濃度に到達しないと効果がでないのが普通です。
ちなみに、薬の多くはアルブミンっていう血漿タンパク質と結合してまして、その一部が電離ないし遊離して効果を発揮します。
ですから、複数の薬を内服した場合
よりアルブミンと親和性の高い薬がアルブミンとくっついちゃって、親和性の低い薬がより強い作用を示すことがあります。
薬物相互作用ってやつですね。
良く患者さんが、飲み合わせは大丈夫ですか?っと聞かれるんですが
正直全部のデータが出ているわけじゃないので、せいぜい酸性度がどうとかで考えるぐらいしかないです。
有名どころで言えば糖尿病薬<痛み止めでアルブミン親和性が高いので、糖尿病治療薬を内服している患者さんが
痛み止めをがんがん飲んだりすると低血糖になっちゃうことがあるので、そこんところは注意が必要です。(ちゃんと主治医に聞いてくださいね)
さて、戻りますとある一定の濃度に達成するとはじめて効果が発揮されるんですが
(これは痛み止めを飲んですぐに効かないことで理解できるでしょう?)
少し考えてみると初回通過効果の次に1周してきたらまた肝臓に代謝されてどんどん薬がなくなっちゃいます。
濃度が半減するのを半減期とか呼んでますけど、別に半減したから効果がなくなるわけじゃなくて
濃度が半減しただけで薬によっては半減しても効果がある場合もあるし、ちょっとでも濃度が下がると効果がないものもあります。
で、さらに高濃度になっちゃいますと、中毒域といってメリット<<デメリットの状態になります。
安全な薬って言うのは、この中毒域が高い薬をさすことが多いですね。
以上を踏まえると
なるべく早く有効濃度に当達して、なるべく長くそれを維持できれば効果が持続しますね。
いつも出てくるロキソニンを例にとってみます。
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1149019C1149_1_03/
添付文書ですが、相互作用のところにちゃんと血糖降下薬って書いてありますね。当たり前ですが。
これをみると正直どんだけ恐ろしい薬なんや!!って感じがしますが、仕方がないんでしょうね。
で、必要な情報は、内服後最高血中濃度になるのが、30分(有効成分としては50分)、半減期は1時間15分と書いてあります。
で有効血中濃度は書いてませんが(普通は書いてないです)
薬物動態のグラフと、現実に内服する投与間隔(朝8時、昼13時、夜19時とするとだいたい5時間おき)から
かなり低い濃度で有効であろうということが推測されます。
ですが、慢性の疾患ならいざ知らず
多くの場合は、今痛いのをなんとかしろ!ってことなんで
1秒でも早く効いてほしいですよね?
そこで、決められた用量より多く内服します(合計で2錠程度)
すると単純に、有効血中濃度に達する時間が短縮されますし、半減期は同じとすると有効時間も延びます。
中毒域は探したけど見当たりませんでしたが、結構高いはずです。参考までに
同じような薬物であるカロナール(アセトアミノフェン)の中毒域は50錠(アセトアミノフェンとして10g)くらい一度に飲むと
到達するようです。
ですから、いっぺんに2錠は問題ないです(添付文書にも書いてあるし)
頭痛がひどい人などはいっぺんに二錠飲めば速やかに効果が出るはずですが
副作用も当然でやすいので注意が必要です。
以下参考までに。
http://www.abbott.co.jp/medical/product/tdm/tdm_1.asp?r=1
その1と銘打ってませんが、その1の続きです。
尿酸が過剰になる理由を大まかに説明しました。
そして、尿酸が析出する理由も大まかに説明しました。
となると、治療は比較的簡単。
発作が起きるすなわち尿酸が飽和することを防げばよいだけです。
発作が起きた場合は、痛み止めの話を参照してもらったらよいです。
http://ameblo.jp/teppei-style/entry-11044941185.html
ああ、ちょっと足らないみたいだから後ほど加筆しておきます。
さて
発作が起きたときに、尿酸値は高いでしょうか低いでしょうか?
普通は低くなります。当たり前ですが。
だって溶けきれなくなって出たわけだから、高い値を保ってたらおかしいでしょう?
結構臨床では、発作時の値をみて7.0mg/dl以下なんで痛風じゃない!!
っていう変な医者がいるけど、最低限2点測定しないとわからないでしょうに(苦笑)
脱線ばかりしてますが、本題へ
尿酸を下げるのは理屈上は簡単です。
①吸収を押さえる(食事療法)
②吸収が押さえられないなら、どんどんおしっこに出しちゃえ!(薬物療法のうち尿酸排出促進剤使用)
③尿酸がたくさん作られてこまるなら、作られないようにしちゃえ!(尿酸合成阻害)
とまぁこれくらいでしょうかね。
①は前述しましたので割愛します。
②は
一つ目の考えは、尿をアルカリにすることで、酸である尿酸が排出されやすくなります。例の強い酸は水に溶けるよっていう原則ですね。
アルカリは弱い酸とみなせますので、尿酸が排出されやすくなります。
このお薬は、結構有名。クエン酸ですね。
ガムで言えばクイッククエンチ
尿酸が過剰になる理由を大まかに説明しました。
そして、尿酸が析出する理由も大まかに説明しました。
となると、治療は比較的簡単。
発作が起きるすなわち尿酸が飽和することを防げばよいだけです。
発作が起きた場合は、痛み止めの話を参照してもらったらよいです。
http://ameblo.jp/teppei-style/entry-11044941185.html
ああ、ちょっと足らないみたいだから後ほど加筆しておきます。
さて
発作が起きたときに、尿酸値は高いでしょうか低いでしょうか?
普通は低くなります。当たり前ですが。
だって溶けきれなくなって出たわけだから、高い値を保ってたらおかしいでしょう?
結構臨床では、発作時の値をみて7.0mg/dl以下なんで痛風じゃない!!
っていう変な医者がいるけど、最低限2点測定しないとわからないでしょうに(苦笑)
脱線ばかりしてますが、本題へ
尿酸を下げるのは理屈上は簡単です。
①吸収を押さえる(食事療法)
②吸収が押さえられないなら、どんどんおしっこに出しちゃえ!(薬物療法のうち尿酸排出促進剤使用)
③尿酸がたくさん作られてこまるなら、作られないようにしちゃえ!(尿酸合成阻害)
とまぁこれくらいでしょうかね。
①は前述しましたので割愛します。
②は
一つ目の考えは、尿をアルカリにすることで、酸である尿酸が排出されやすくなります。例の強い酸は水に溶けるよっていう原則ですね。
アルカリは弱い酸とみなせますので、尿酸が排出されやすくなります。
このお薬は、結構有名。クエン酸ですね。
ガムで言えばクイッククエンチ
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後はサプリもありますね。 - クエン酸サプリ【3本セット】健康フーズ:「すっぱい!」っていうあの成分、体にいいみたいですよ~...

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当然薬もあり、ウラリットってやつです。試しに飲んでみました(飲めるやつは一度自分で確かめるようにしてます。もちろん、睡眠薬とかそういう問題のありそうなのは飲んだことはありませんよ!)ら、酸っぱいですねやっぱり。
続いて、尿酸を腎臓がこしとったあとに再吸収しちゃうんですが、これを抑制するお薬もあります。
ベンズブロマロンっていうやつです。商品名はユリノームっていうますが、ちょっと昔に劇症肝炎かなんか起こしてます。
理屈から言えば、ウラリット+ベンズブロマロンはかなり効果が高いのですが
腎臓より先、すなわち尿管とか膀胱で尿酸の濃度の高いおしっこが作られるわけですから
結石のリスクが高まりますよね?
したがって私がこれを処方するときは必ずセットにしてます。(尿をアルカリにしとけば尿酸は析出しにくいから)
続きまして
③の尿酸ができないようにしちゃえ!
です。
これは尿酸の合成に必須の酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害する薬です。
有名どころはアロプリノールですね。商品名はザイロリック。
最近帝人ファーマからフェブリク(一般名:フェブキソスタット)っていう薬が販売されました(帝人さんなんかください)
当然新薬ですからアロプリノール<<フェブキソスタットで効果はあります。
ま、新しい分高いけどね(笑)
理論的には、①②③の治療は平行して可能です。
実際は、そこまでするケースは少ないでしょうね。
以上です。