ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

♣J

 

 

 

「そんな目で見ないでよ」

 

相葉ちゃんがちょっと怒ったみたいな、そんな顔をして、ふい、と俺から視線を逸らした。

ちょっととんがった口が可愛いな、なんて思ったけど、それにしたって なんでそんなことを言われてんのか 俺にはさっぱりわかんなくて。

 

「そんな目って……???

 

そう聞き返した俺に、横を向いた唇は ますますとんがっていく。

 

 

 

『おおちゃん、どうしよう』

 

あの日、泣きそうな顔で俺に秘密を打ち明けてくれた時、相葉ちゃんのことは俺が守らなきゃって、俺が助けてやらなきゃって、そう思ったんだ。

 

 

 

「おおちゃん、なんでそんななの?」

 

「なんでそんなって、なにが?」

 

横を向いていた瞳が、今度は俺を睨むように見上げる。

 

 

「なんで、なんにも言わないで応援してくれたの?」

 

「なんでって……そりゃ、最初は驚いたけど。

けど、翔君はかっこいいし、仕事できるし、頭もいいし、優しいし、さ……

 

そう言いながら、ちょっとだけ胸がちくんと痛む。

 

 

……そりゃ翔ちゃんは、かっこよくて、仕事もできて、頭も良くて優しいけどさ。だからって、なんとも思わなかったの?」

 

「なんともって……

 

相葉ちゃんの視線から瞳を逸らして俯いた。

なんとも思わないなんて、そんなわけない。

 

あの笑顔が向く先が俺だったらいいのにって、何度も思ったけど。

けど、翔君と相葉ちゃんがふたりでいると、ほかの誰といる時よりも楽しそうでキラキラしてて、俺から見てもお似合いのふたりだと思ったから……

 

 

 

……俺、もういいんだ」

 

予想外の言葉に顔を上げたら、なんだか泣きそうな顔をしている相葉ちゃんと目が合って、慌てた。

 

 

「え……もういいって?え?なんで?」

 

翔君に限って、相葉ちゃんを傷つけるなんてこと、する訳ないって思うのに。

 

 

「もう、いいの。今までたくさんありがとね、おおちゃん」

 

「よくないだろ!全然『もういい』なんて顔してないだろ!」

 

自分でもびっくりするくらい大きな声が出て、目の前の相葉ちゃんの、もともと丸い目がもっと丸くなった。

そんで、それからふわって笑顔になる。

 

 

「違うの。諦めるとか、悲しいとか、そんなんじゃないんだ。

翔ちゃんが悪いとか、そんなのでも絶対にないよ」

 

「じゃあ、なんで……

 

「おおちゃん。俺ね、わかっちゃったんだ」

 

俺をまっすぐに見つめる黒く澄んだ瞳に、全部、持っていかれそうになる。

 

 

「おおちゃんが、なんでそんなに優しいのかって」

 

優しいのは、相葉ちゃんの方だろって思った言葉は、声にならない。

だって、俺を見つめたままで、相葉ちゃんがすげぇ綺麗に笑うから。

 

 

 

「俺ね……翔ちゃんじゃなくて、おおちゃんが好きみたい」

 

……へ???」

 

 

相葉ちゃんは翔君のことが好きで

俺は、翔君にも相葉ちゃんにも笑っていて欲しくて……

だけど、いつの間にか、翔君よりも相葉ちゃんのことを目で追う時間が長くなっていって……

 

 

「俺、おおちゃんに甘えてんなって、甘えすぎだなって思ってたんだけど。

   だけど、いつの間にか、おおちゃんの隣がすごく居心地よくなっちゃってさ……

 

 

相葉ちゃんの言葉に、今度は胸がきゅって痛くなる。

 

同じ人を追いかけていたはずの視線が、いつからか重なることが増えたと思ったのは、気のせいじゃなかったってこと?

 

 

ふと視界に入った相葉ちゃんの手。

テーブルの上で組まれたその手は、強く握り締めているせいで色が変わっている。

 

 

 

……あのさ、おおちゃん……

   俺ん家で一緒に暮らさない?」

 

 

相葉ちゃんの手から顔へとゆっくりと視線をあげたら、今度は相葉ちゃんがふい、と視線を逸らして下を向いた。

 

 

「俺ん家、部屋も余ってるし……おおちゃんと一緒なら、きっと楽しいと思うんだ」

 

……相葉ちゃんは、ほんとにそれでいいの?」

 

手を伸ばして相葉ちゃんの手にそっと触れて、ぴくりと動いた手を引き寄せて指を絡めた。

 

 

「俺、もう遠慮しなくていいってことだよね?」

 

……え?」

 

今度は相葉ちゃんが不思議そうに俺を見つめる。

 

 

「だって、『両想い』ってことなんだろ?俺ら」

 

ぱちぱちと音がしそうな瞬きをしてから、くふふ、と笑う。

 

「うん、そう……『両想い』だね」

 

 

きゅって指に力を入れたら、きゅって同じだけの強さで握り返される。

 

 

「これからよろしくね、おおちゃん」

 

「こちらこそ、よろしくな。雅紀」

 

 

 

恥ずかしそうに笑うその唇に、ゆっくりと近づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おめでとうございます!

Happy endです

智は幸せになれました

他の幸せも覗いてみますか?

 

 

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