ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 
 

♠10

 

 

 


 

松潤は、いつでも俺の話を、ゆっくり聞いてくれる。
 
俺の方が、年上なのに、どこか、甘えてしまうんだ。
 
ふと、松潤の手が伸びて、俺の頬に触れた。
 
え?
 
これって、もしかしたら、もしかするの?
 
 
 
 
前にも、似たような事があった。
 
ある時、旅行に行きたいけど、色々と面倒だって話をマネージャーとしていたら、松潤が会話に加わった。
 
「それ、俺も行きたい。一緒に行っていい?」
 
それで、一緒に行ったんだ。
 
ううん、一緒に行ったというより、連れてってもらったが正しい。
 
細かく調べてくれて、支払いとかも全部してくれた。
 
あの日、旅行先のホテルの俺の部屋で二人で飲んでて、すっかり酔ってしまった。
 
ふにゃふにゃの俺を抱えて、ベッドに運んでくれたんだ。
 
嬉しくなって、松潤の首に腕をまわして、抱きついたら、動きが止まったんだ。
 
「あれ?まつじゅん?」
 
体を離した松潤は、何かを言いかけて、首を振って、部屋を出ていった。
 
次の日、松潤がホテルの支払いをしてくれてた時、背の高い外国人に話しかけられた。
 
何を言ってるのか、まったくわからなくて、適当に笑ってたら、がっしりと肩を抱かれて、歩き出されてしまった。
 
その力が、あまりにも強くて、振り払う事ができなかったんだけど、松潤がものすごい顔をして飛んできた。
 
「あんた、何してんだよ。
 
リーダーをどうするつもりだ!」
 
松潤は、ずっと、日本語だったけど、あまりの剣幕に、俺は解放された。
 
「ごめん。ありがとう。」
 
お礼を言うと、松潤が抱きしめてきて、松潤が少し、震えてるのがわかった。
 
しばらくして、体を離した松潤は、俺の右肩に左手を置いて、俺の目を見て、言ったんだ。
 
「もし、リーダーに何かあった、俺。
 
俺は。」
 
松潤の右手が俺の頬に触れて、見つめる瞳が揺れてた。
 
「え?」
 
「いや、いいんだ。行こう。」
 
あの時、何を言おうとしたのかな?
 
もしかして。
 
 
 
 
今、目の前にいる松潤は、俺の顔をじっと見つめている。
 
ジュニアの頃は、小さくて、可愛かった。
 
今では、俺よりも体も大きくなって、精神的にも俺よりしっかりしてて。
 
「お菓子が付いてたよ。」
 
笑いながら、松潤の手が離れた。
 
恥ずかしい。
 
何、想像してたんだ、俺。
 
俺は、もう、おじさんだし、松潤は男で、もしも、松潤が男でもOKな人だとしても、俺なんか選ばないだろう。
 
でも、松潤のまなざしは優しくて、勘違いしたくなる。
 
長い睫毛や、口の近くにあるホクロが色っぽくて、目が離せない。
 
キス、上手なんだろうな。
 
ああ、また、何を想像してたんだよ、俺。
 
恥ずかしくなって、うつむいてしまった。
 
「ねぇ、リーダー?」
 
松潤の手が、再び、俺の頬に。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

          Writing by J+S=いちご  Special Thanks!