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はぁ…また間違える…か…
俺はドアに背をもたれて溜息をついた
風呂入ってるときとか、トイレ入ってる時とか来られると…怖ぇな…あははっ…
てか、何で間違えんだ?あり得ないだろ?!
あんなにしっかりしてる翔くんなのに
リーダーらしいこと一つもしない俺に嫌な顔せずみんなをまとめたり、
言葉足らずな俺をさりげなくフォローしてくれる翔くんなのに
どうしてなんだろ…
でも、そんなとこが可愛いな……好きだなぁ…
それから過ごす時間
翔くん今何してるかな~とか
翔くんまた来るかな~とか考えちゃう
なんだかソワソワってゆうか、なんてゆうか、気になるってゆうか…なんだろ
またガチャガチャ音が?…とか、声がするような?…とか…
気づいたらドアの方見ちゃってる
翔くんがまた来るかも、きちゃう?、また?…的な…
期待…しちゃってるのか?
翔くんのあのイケメンな顔を見たくなってきてるのか…?
翔くんの顔、好みの顔だし…イケメンだねってメール送っちゃうくらい好きだし…
翔くんに会いたいな…
なんか俺…こんなこと考えちゃうなんて…
なんか乙女になってる?いや…そんなこと…って、なに考えてんだ…俺。
もうっ!翔くんのせいだかんなっ!こんなこと考えちゃうのっ!
どうしてくれんだっ!もうっ!こーなったら…!
同じ目に合わせてこんな風に俺の事考えてくんないかな…そしたら…
俺も翔くんの部屋に行ってみるか?翔くんみたいに間違ったって
俺は玄関のドアを少し開けてみる
開いてるか開いてないか分からないくらいの隙間から様子をみる
キョロキョロと目だけを動かして、バレないように周りを見る
シーンとして誰も通る気配がない…行けるか…?
そう思ったら、足音がした
コツコツコツ…
やばっ!俺は慌ててドアを閉めた
なぜか俺は足音が聞こえなくなるまで息を止め身をひそめていた
ハァ~… 聞こえなくなった?
俺は玄関に座りこんだ
なにやってんだろ…俺
俺はソファに寝転がって考えた
やっぱ行くのは恥ずかしいか…?
や、でも何か理由つけて…仕事の話…とか…なんか翔くんに借りてたモノ無かったか?それを返しに行くとか?
…なんか恥ずかしいな、なんとなくだけど…
翔くんだからかな?
うーん。
会うのはあれだけど、同じ思いはさせてみたいよな…
また来るかもって思わせたい!
うーん。
俺の部屋に呼ぶ…とか?これ結構上級じゃないか?
飲みながら…仕事の話…とか?…何じゃべっていいかわかんねぇな
タコときゅうりの切り方教える?ついでに本わさびの擦り方も…
何考えてんだ?お料理教室か?ここは!
どうしよう
どうすればいいんだろう!
b 自分の部屋へ呼ぶ
Writing by 銀いちご Special Thanks!