ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

joker

 

 

 

 

 

眠れない

 

 

お気に入りのソファーの寝心地は抜群だ。

 

問題ない。

 

 

もっとも、最近はソファーで寝ることはなくなった。

 

ちゃんとベッドで寝ている。

 

だって翔君がウルサイから。

 

 

 

ソファーから身を起こし冷蔵庫から水を取り出す。

 

特に乾いてもいない喉を潤しながら、眠れない元凶がいる寝室の方向を睨んだ。

 

 

 

あいつ、何しに来たんだ?

 

 

 

結構、飲んだのかな。

 

肩にもたれかかってきた翔君の吐息は、少し熱くてアルコールの匂いがした。

 

そして鼻腔をくすぐる翔君のいつもの匂い。

 

そう、いつものいい匂いが…って!

 

 

は?いい匂いってなんだよ?

 

香水の匂いだ香水!

 

 

首すじに感じた吐息の熱さを思い出すと、何故か心臓が跳ねた。

 

なんで俺、ドキドキしてんだ?

 

頬に熱が集まってくる気配に頭をふる。

 

 

いやいや、俺どうした?

 

翔君がなんだってんだ。

 

 

 

メンバーのひとりで

 

俺の代わりにみんなをまとめてくれて

 

勉強家で仕事人間で

 

撫で肩だけど、脱いだら筋肉はしっかりついてて

 

でもって低い声がエロくて

 

 

って、ちがうだろっ!

 

エロいってなんだよ。

 

俺、翔君をそんな目で見てないぞ。

 

いやいや、そんな目ってどんな目だよ。

 

 

 

 

……そりゃ、頼りにしてるけどさ。

 

 

 水を勢いよく飲み干して、足音を立てないように静かにソファに戻り再び横になった。

 

肘かけに頭を乗せ、ブランケットからのぞく自分の足先を見る。

 

 

 

うん、翔君はメンバー!

 

大切な仲間のひとり!

 

別に特別な思いがあるわけじゃない。

 

翔君も男!俺も男!!

 

つまり男の友情ってやつだ。

 

 

 

ふん、友情なら自信あるぞ。

 

足の指を動かしながら鼻をならす。

 

 

翔君のことは大好きだ。

 

友情の意味で!

 

 

翔君だって俺のこと好きだよな。

 

友情の意味で!

 

 

 

何しろ、20年以上の付き合いだ。

 

翔君がいてくれると安心するのは当然だよな。

 

 

だっていつも目が合うし

 

さりげなくエスコート?してくれるし

 

俺のこと、誰よりもよくわかってくれてるし

 

「大野智解説員」とか自分で言っちゃうくらいだし。

 

うん、アレはちょっと恥ずかしいか。

 

 

収録でも撮影でも、気にかけてくれるのは感じるけど

 

俺が頼りないから心配してくれてるだけだ、よな。

 

 

 

 

ブランケットを鼻先まで引っ張り上げて目をギュッと閉じる。

 

 

翔君と目が合うと安心するとか

 

触れられるとドキッとするとか

 

酔っ払って俺のベッドで寝てるのが、なんかソワソワして嬉しいような。

 

嬉しい?なんで?

 

いやいや、嬉しいはチガウだろ俺。

 

 

 

出そうになったため息を慌てて飲み込む。

 

そこは考えちゃダメな気がする。

 

薄く目を開けると胸の上に組んでいた両手を上げ、手のひらを見つめる。

 

軽く握ってひらく。

 

抱きとめた翔君の感触が残っている気がした。

 

そっと指を唇に寄せ、はっとする。

 

 

俺、なにやってんだ?

 

 

今度こそカッと顔に熱が集まった。

 

呆然としているとテーブルの上のスマホが着信を知らせてきた。

 

 

 

 

 

着信の相手は?

 

      a 相葉ちゃん

 

      b ニノちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          Writing by july  Special Thanks!