今の世の中
若い人たちは
なかなか希望を持ちにくい
そんな世のなかになりました
私が子供のころは
日本は世界2位の経済大国
右肩上がりの成長で
今日より明日
明日より明後日
そんな活力が
世の中にあふれていました
しかし
1990年代に
バブルがはじけてから
長い長い停滞の時代に入り
ジワジワト国力は衰退し
GDPは
アメリカ・中国・ドイツに次ぎ4位
5位のインドとは僅差ですから
5位に転落するのは
時間の問題でしょう
こんななかで
希望を持てと言うのは
なかなか難しいものですね
しかし
すべて
世のなかのせいにするのも
いささか情けないでしょう
そんななかでも
努力して
いい思いをする人はいます
そんな人を目指しません
合理的な努力を続ければ
必ず日の当たる場所に
到達できると
私は思います
今日は
塾生・スタッフに対する
年長者からの助言として
聞いていただけたら幸いです。
ポイントは以下の3点
① 勉強・仕事の目的を考える
② 努力の過程でなく結果にフォーカスする
③ どうせやるなら楽しく
この3つを意識すると
学校でも仕事場でも
必ずなくてはならない存在として
自分の居場所を確保できると思います
ポイントその1 勉強・仕事の目的を考える
勉強にしても
仕事にしても
目的を考えずに
やみくもに手を付けても
あらぬ方向に走っていき
手にするものは
わずかということが起こりえます
勉強を例にとれば
大多数は
別に学者になるためではなく
合格するために
勉強していると思います
そうであれば
合格するためには
どのような勉強が
コスパがいいのか
そういう視点が
とても大切だと思います
ポイントその2 努力でなく結果にフォーカスする
受験勉強で
一生懸命努力したことは
確かに宝物です
しかし
どうせ努力するなら
果実も手にしたいものですね
合格を手に入れるためには
志望校の配点・傾斜配点
過去問のクセ
そのあたりを
最初の段階で
きちんと把握していないと
掛けた時間が
サンクコストになりかねません
自分は
一般入試でいくのか
共通テスト利用を使うのか
指定校推薦を使うのか
総合選抜か
公募推薦か
入試制度の選択一つとっても
その選択次第で
吉と出るか
凶と出るかが
当然変わってきます
理科2科目を勉強していて
最終的に
1科目でいい大学を受験する
これは
もったいないことだと
思いませんか
最初に
ゴールをきちんと設定する
どこ受験するの?
わかりません!
こういう人に
ならないようにしましょう
ポイントその3 どうせやるなら笑顔で
帝国海軍には
先輩から後輩に
新任士官の心得(小冊子)が
伝授されており
その中に
「不関旗をあげるな」という
項目も含まれていました。
「不関旗」とは
艦船が運動の自由を失ったことを
周囲に知らせるための信号旗。
転じて、
まわりや上司の言うことを聞かずに
反抗することを
「不関旗をあげる」と表現したようです
狭い艦内で
そんな士官がいたら
雰囲気が悪くなる
生きるか死ぬかの戦場で
そんな状況は
百害あって一利なし
大切な点だと思います
勉強であったり仕事は
どうせやらなくては
いけないわけでしょう
そうであれば
笑い顔で
すぐに手を付けたいものですね
サラリーマン1年生の
メガバンク時代
徹底して叩き込まれた言葉は
すぐやれ
いまやれ
なぜできない
いまだと
相当に
問題発言でしょうが
しっかりした組織では
そのあたり
直属の上司が
きちんと
フォローしてくれるものです
この精神を
叩き込んでくれたことを
感謝しています
ポイント(番外編) 周りの人に興味を持つ
役所に出向していた時
局長がこんなことを
口にされました
役所というのは
局長と課長補佐の距離が
立ち話できるほど
近いものです
局長が口にしたのは
「守衛さんでも
運転手さんでも
名前で呼んであげなさい。」
ただこれだけでしたが
その後の長い人生で
このアドバイス程
役に立ったものは
ありません。
この
通信政策局長
その後
事務次官になりましたから
能力だけでなく
人間的にも円熟していたんでしょう
人に関心を持つ
ちょっとした声掛け
ちょっとした
その人の属性の把握
人は
なにがしかの社会に
必ず所属しています
この
人に関心を持つ
そして声掛けを実践する
その習慣は
皆さんの人生を
実りあるものに
してくれると
私は信じて疑いません