4年前(2020年3月入試)
東大理Ⅲに合格した
既卒生コースのI氏(灘卒)
塾での指導経験から
ラ・サールまでは
ポテンシャルがある子で
「生き様」が
しっかりしている子は
なんとかなるわいな
そんな感じですが
灘は別殻
本人さんの才能も
さることながら
その努力たるや
東大・京大合格者のそれと
ほぼ同じです
ただ
その努力の部分
本人さんの当事者意識が
一定量を占めていないと
中学合格後が大変です
くだんのI氏
雑談の中で
灘でも
下の方は底なし
何年浪人しても
合格しないような人がいる
そんなことを言っていました
もう一人の
灘合格者のS氏
大学受験資格は
高卒認定です
既卒生コースで
0からのリハビリしました
紆余曲折もありましたが
知的ポテンシャルが
全てを補い
高知大学医学部に進みました
十人十色
言ってしまえばそれまで
人生万事塞翁が馬
いろんな回り道も
ありかもしれませんね
受験は大学受験がゴール
中学受験や高校受験は
受験の世界では通過点
通過点をクリアしても
そこで立ち止まってしまうと
得るものは
中学受験では頑張った
そんな
「思い出」くらいでしょう
そして
中学受験や
高校受験と違い
大学受験の場合
コース設定が
明らかに変わります
膨大な量と
抽象度の高い内容
一度や二度の繰り返しじゃ
うまく行かないでしょうね
気が遠くなるほどの繰り返し
基本部分の徹底
これが大半を占めます
もう
何十回と書きましたが
進学校の生徒さんの場合
大学受験に於いて
知的ポテンシャルが
決定打になることは
まずありません
決定打になるのは
意志力や持続力の欠如
その部分になります
高校時代に
普通の成績だったとしても
何年か浪人しますが
紆余曲折の末
国立大学の医学部に
合格していくことが
その証左でしょう
例えば平等な科目英語について
数学や物理は残酷な科目
進学校の生徒さんでも
仕上げる時間は
人によって10倍以上違ってきます
それを所与の条件として
受験戦略を考える
90年代の東大数学が難しいころ
数学0点で東大に合格する方法
そんな考え方がありましたが
程度の差はあれ
同じような戦略(割り切り)が出来る子が
受験ではいい思いをできます
個人的には
努力が反映し
どんな大学でも
ある程度配点のある
英語あたりを
まず最初にものにする
そんな戦略が
ベターだと思います
くだんの
I氏の話に戻りますが
灘での英語
いろんな英文を
暗唱するよう
指導されるそうです
その上で
東大の英語であれば
大意要約と英作とリスニング
ここは完全にいただいて
後はほかの部分で
どれだけ積み上げられるか
京大の英語であれば
英作を完全にいただいて
そこを基礎点にして
後はどれだけ積み上げられるか
そんなかんじだそうです
そういえば
愛光なんかも
ぎっちりと
暗誦をやらされるます
灘で20年以上英語教師を務めた
KIMUTATSU先生によると
生徒さんから
英語の音読は何回やるんですか
そんな質問をされると
次のように答えたそうです
日本語をみて
完全に英語が復元できる
そのレベルになればOK
平均して60~80回くらい
ユメタンにしても
長文にしても同じ
そんな回答をしていました
私も同感です
英文ストックがない状態で
付け焼刃的に
プリントを
授業でやって
答えを埋めて
後は見返さない・・・
それで英文が読めるわけもなく
共通テスト英文は難しくなった
そんな世論が形成される
それをみて
チーム
「何とかなる君」たちは
共通テスト英語
難しいんだったら
そこそこの点でいいや
そのように
考えがちですが
じゃあ
「何とかなる君」たちは
他のどの科目で
攻めるつもりですか
成績上位者は
危機察知能力が
研ぎ澄まされています
だから
準備するんですね
対して
チーム
「何とかなる君」たち
草食動物に例えると
丸腰で
最初に餌食になる
シマウマ君みたいなもの
サバンナでなく
受験会場でよかったねとは
たぶん
ならないと思います
できるだけ
準備しましょうよ
塾の先生が
やいのやいのというのは
「何とかなる君」達の代わりに
機器を察知しているからです
英語に関しては
是非中学の段階から
ユメタンの例文や
天王予備校の進める英文集を
まずは最低限覚えてしまう
それも音声を聞きながら
これだけで
絶対に成績は
劇的に変化します
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