高知大学医学部の一般入試
二次試験の面接に
自己紹介・他己紹介というのがあります
集団面接で
各自自己紹介を8分程度して
そのあと2分くらいの他己紹介を行います
でもって
自己紹介が面倒
医学部志望理由等は話してはならないと
説明されるため
たかだか高校までの人生経験で
いったい何を話したらいいか
悩むところです
ということで
今週は既卒生のH氏と
その準備をしてきました
自己紹介・他己紹介で何を見られる?
自己紹介・他己紹介
いったい何を評価されるのでしょうか
よく分かりませんが
きっとその人の持っている
人に対する愛情
そういったものを
観察する部分もあると思います
人に対する愛情があれば
人に対する関心が湧くはずです
友達が困っていたら
声をかける
簡単な事のようですが
友達に対する関心が薄ければ
そもそも困っていることに
気づかないかもしれません
人に対する
愛情の大きさ・深さは
人に対する
関心の大きさ・深さで
表出されるのではないでしょうか
医師になって
患者が何で苦しんでいるのか
何で悩んでいるのか
その辺に関心を寄せない
愛情のない先生は
表情も見ず
検査数値を見て
処置をパソコンに打ち込む
そんな診察をしそうです
だれだって
こんな先生に
診察されたくはないですよね
チーム医療の現場でも
仲間のスタッフに関心を持てば
仲間の状況に応じて
そっと手を差し伸べる
ふさわしい一言をかける
そんな人になれるはずです
自己紹介・他己紹介の集団面接では
人の自己紹介を聞く時に
この人どんな人なんだろう
そんな関心を持って
その人の話を聞き
その人の表情や様子を観察する
そのあたりを
見ているのではないでしょうか
その辺の
人に対する関心が薄い人は
その人を他己紹介する際も
表面的な
記号を読むような紹介に
なってしまうような気がします
塾の先生も同じ
先生という仕事は
人相手の仕事です
経営者になって
いろんな人を使ってみて
強く感じること
塾のように
学力的な問題を抱える
そんな生徒さんを
相手にする先生にとって
一番大切な資質は
人に対する関心の深さ
これに尽きるような気がします
テクニカルな部分を
ただ伝えるだけであれば
AIロボットでも
可能だと思いますし
上位層はそれで事足りるでしょう
メンタルな部分は
自分で乗り越えていく人が多いです
しかし
成績が下になればなるほど
AIロボットに説明されても
心がそっちに向かない限り
学力アップは望めないような気がします
その辺の
生徒さんに心に
どれだけ深く手を差し伸べられるか
これがとても大切なことで
そんなことを考えると
これからも
先生という仕事は
この地球上から
なくなるということは
ないと思います
きょうは
二次添削で多忙のため
塾長のショートエッセイです
ではこのへんで
またあした