ショーエンヘリーヘラヅノカブト(Heterogomphus schoenherri) | 昆虫漂流記

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ショーエンヘリーヘラヅノカブト
Heterogomphus schoenherri


 

発音や、分類上から下記の別名でも呼ばれています。
スコエンヘルヒサシサイカブト
スコエンヘリーヘラヅノカブトムシ
ショーンヘリーヘラヅノカブト
ショーンヘルヒサシカブト

分類上は
カブトムシ亜科
サイカブト族
アメリカヒサシオオカブト属 (Heterogomphus)
に含まれるカブトムシで種名が「schoenherri」になりますが、発音上の都合で上記したような呼び方になっています。

1847年にHermannBurmeisterによって記述されたカブトムシの一種。
生息地はパナマ、コロンビア、エクアドル
大きさは雄で60㎜オーバー、雌で50㎜位です。丁度日本のカブトムシぐらいのサイズですね。
現行では生き虫での輸入にも植防では規制がありません。


今回取り上げているのはエクアドル産の
Heterogomphus schoenherri Burmeister 1847


カブトムシの仲間でも鞘翅の点刻は大きめのサイズです
前方から見ると、ヘラズノカブトやヒサシカブトと呼ばれるように胸角(上部にある角)が「へら」のようにも、屋根のひさしのようにも見える処から和名で名付けられています。
 
近似種・近似亜種は(ネット検索では記述されている学名は亜種(ssp.)、別種(sp.)とも理解可能な不明確な記述があるので特定できませんが、次掲載のように確認されています。

Heterogomphus schoenherri whymperiもしくは「Heterogomphus whymperi」ウインパーヘラヅノカブトもしくはショーエンヘリーウィンパー亜種とも記載されているので亜種なのか、別種なのかは不明です。

またHeterogomphus hirtus ヒルタスヘラヅノカブト(ケブカアラメヘラヅノカブト)は、甲虫王者ムシキングではヒルトゥスヘラヅノカブト(Flat Horned Beetle)とされているようですが、ゲームをしないのでゲーム音痴の私は???
上記記載の2種がネット上では、特に目立って取り上げられているのが目につきますがアメリカヒサシオオカブト属 (Heterogomphus)には、これら以外のも沢山の種が確認されています。


今回は書籍だけでなく、日本国内でネット検索を行っても情報が少ないので、説明文を書く際には苦労しました。