ハッチョウトンボ 兵庫県 播州平野 加西市 2019-05-30 | 昆虫漂流記

昆虫漂流記

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東へ西へ、過去に未来に昆虫求めて漂流していますが、
近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

ハッチョウトンボ
兵庫県 播州平野 加西市

某自然保護区湿原にて

2019-05-30

 


テレビの情報番組でもすでに各地で発生している映像が流れているように、
兵庫県の湿原でも見られる季節になっています。

 

今の季節は、湿原に咲くトキソウが盛りを迎えています。

人工的に造られた公園ではありません。

自然の湿原を含む里山一帯を鹿柵で囲い、

その重要部分の区域に入る際には、

靴も洗ってから入山する必要がある保護区です。

外部からの動植物の持ち込みを防ぐ為です。

トキソウ

この保護区(里山)には、入口が決められていて、

出入りの際にはちゃんと戸締りをする必要があります。

動植物の持ち込みを防ぐ措置があるぐらいですから、

持ち出しも出来ません。


湿原の足元では、毒蛇マムシも隠れている事を覚えていなければいけませんね。


此処を訪れている見物者は、
トキソウの花以外には何も目に映らないようで、
「大した事は無い場所と季節だな~!」
と遠くからでも聞こえる一声をあげるのですが、

(辺りが静かな谷間だけに声が響きます)
カメラ片手の私が、
「毒蛇もいますのでスリッパ等で木道を歩く際は気をつけて歩いて下さいね!
この辺に小さなハッチョウトンボがいるでしょう」
と一言、声をかけると、
見えている世界が変わるようで、
色んな生き物、花を見つけておられる声が聞こえてきます。

 

モチロン、私も此処の見物者なんですがね!
長靴を履いた猫ならず
長靴を履いたてんとうむしの風貌で!!

 

 

さて今回はハッチョウトンボ!

図鑑では見慣れた有名なトンボなんですが

どうぞ~!

 

もう少しトキソウにもピントを合わせたかったのですが、

小さいトンボを撮影する際にしゃがみ込むと

先ほどのマムシが隠れた場所に、まさに膝を着く羽目になりますので、

この辺りでご勘弁下さい。


昨年のブログでも紹介させて頂いた、
同じ湿原に同じようにハッチョウトンボを撮影しています。

昨年の記事はこちらの文章をクリック。
今回の目的はサラサヤンマだったのですがそれは次の記事でね。

水面の輝く光の瞬き真っ赤な小さなトンボ

(実際の低い目線では気が付かない小さな世界の美しさですが写真には残せる光景です)

 

この日の行動は

前記事、イボタガ幼虫と同日に場所を移動しながら観察しています。