オオルリボシヤンマ
兵庫県姫路市 2018-10-03
オオルリボシヤンマ雄
兵庫県姫路市にて 2018-10-03
(トリミングあり)
今年もオオルリボシヤンマに出会えました。
姫路城からそれほど離れていない場所でね。
此処は、浮葉植物などが繁茂している池で、外来魚の仲間は確認はしていません。
ミシシッピーアカミミガメなども見かけず多くのクサガメが生息しています。
しかしウシガエル(人間が国内にもちこんだ食用ガエル)は幾匹か見られトンボ類は餌になっています。
「この池ではいつ頃からオオルリボシヤンマが見る事が出来るのだろうか?」
と気をつけていたところ、9月下旬頃に、ここから10㌔ほど離れた池でも確認できたので、
撮影には足場の環境的に容易なこの池を訪れてみると数頭が池の上で飛ぶ姿を確認出来ました。
モチロン少し前から羽化は済ませているはずで、翅の状態はすでに破れています。
関西では近似種ルリボシヤンマが標高の高い場所でよく見られるのに対し、こちらはそれより低い標高で見る事が出来る種類になります。
雄は常時水面上1~3メートルの高さの間を縄張り飛行を続けているトンボで、たまに飛んできた雌と飛翔しています。
雌雄が揃って飛ぶ姿は、水面上50センチほどでホバリングを行ったり、
先をゆっくり飛ぶ雌を雄が追いかける行動が見られました。
しかし、文献に記載されているよう安易には交尾には至らずに、雌が単独で浮葉植物に産卵を始めました。
数十分間、色々な場所で産卵した後に雌は案の定、ウシガエルに捕まりました。
雄はその後、縄張り監視のパトロールをはじめました。
ほぼとまらないトンボを撮影するには飛んでる姿に挑戦するしか仕方がないですね。
では~!!
この3枚の連写後に追尾飛翔を開始し始めました。
「姉ーちゃん、お茶でも飲みに行かへんか~?」
って軟派してるのかな?
後から雄が追尾している姿は
雄が雌を温かく守っているようにも見えます。
雌は1頭で産卵を始めました。
雄は5㍍ほど離れた場所で飛んでいます。
今回の写真対象は雄雌の1ペアのみの2匹のみの個体です。
残され飛んでいる雄ですが、翅はボロボロの姿。
世代を繋ぐ為に、戦った姿なんですね。
(トリミングあり)
今回も連写写真ですが、最初と最後の2写真以外はトリミング等を行わずにオリジナルの写真のままで添付してみます。
(アップロードの時間とサイズの変更の為ピクセル値だけ変更)
「動画撮影の方が良かったな~」と後になって少し後悔です。
参考までに昨年のオオルリボシヤンマの記事はこちらです。
オオルリボシヤンマ&河童(カッパ)?←クリックでリンク
兵庫県姫路市 2017-09-24
(本文中のルリボシヤンとオオルリボシヤンマの見分け方等も記載しています)