甲信方面に昆虫旅
ヒメシロチョウとオオムラサキ
後編 2018-07-14~16
友人Y氏撮影
早朝からの霧ヶ峰の散策から
駐車場に戻ってきました。
少し草臥れましたが問題はそんな事ではありません。
雲がほとんどない高原を、早朝から、昼すぎまで歩き回ればいうまでもなく、日焼けが凄い。
日に照らされていた場所は、真っ黒でヒリヒリしています。
私は長袖に帽子の姿でしたが、
友人は半袖。帰宅してからが大変そうです。
正午を過ぎた時刻になり、
山梨県北杜市のオオムラサキセンターに向かう事にしました。
霧ヶ峰、車山の高原道路のビーナスライン周辺は道路が混雑しているので、
昆虫の生息を観察しながら車を停めたりしながら諏訪湖に向かって山を降りました。
甲虫屋さんでは愛称「マルガリータ」のマルガタハナカミキリ
2018-07-15撮影
ヒメシロコブゾウムシ 2018-07-15撮影
ゾウと云うより牛に似てたりしてます。
せっかく、此処にいるのなら、あの蝶が見れるのではないか?
車をそちらに向かわせ、車を離れた場所に駐車し、
少し歩くとヒメシロチョウが飛び出しました。
2018-07-15撮影 この蝶の撮影は失敗です。
落ち着いて腰を据えての撮影が必要みたいです。
ただ、この暑い季節では、一度飛び始めた蝶は、2度ととまる事はなく、
そのまま遠くへ飛び離れていきます。
2018-07-15撮影
こちらもピンボケですね。
繁みの中へ潜り込む蝶の撮影は難しい。
日陰の無い荒れ地では、撮影と云えども長時間を我慢できる暑さではないので
撮影を諦め、捕虫網を車に取りに戻りました。
ヒメシロチョウ♂
左 ヤマトスジクロシロチョウ、
真ん中 モンシロチョウ、
右 ヒメシロチョウ
ヒメシロチョウも減少している蝶で此処でも数頭が見えているだけなので、採集数は控えようと考えていると、
目の前にカラスシジミがとまっていました。
周囲をよくよく確認すると、幾つものカラスシジミが花にとまっていたので、
こちらの撮影を開始。
2018-07-15撮影 ヒメジョオンにとまるカラスシジミ
立ち止まった周りにはこんな姿で10頭程見られました。
少し破れたり擦れたりはしていますが、また新しい生息地に出会いました。
いい加減、寄り道が過ぎたので、慌てて高速道路を使い北杜市長坂のオオムラサキセンタに到着。
閉館時間にはまだ少しあるので、館内の標本や展示物は遠目に眺めて通り過ぎ、
大きな放蝶施設(生態観察施設ひばりうむ長坂)を見学させて頂きました。
放蝶施設には沢山のオオムラサキの姿がありましたが、時期が遅いのでほとんどが♀。
施設内で撮影
施設内で撮影
放蝶施設の外周りにもオオムラサキが飛んでいたので、
もしや野外でも見れるのではないかとセンター周辺の林を散策すると、
沢山のオオムラサキが樹の梢の高い場所で滑空していました。
関西に住んできても日野春周辺にはオオムラサキが多く生息している事は耳にしていましたが、
こうも簡単に沢山の自然個体が見られると思いもしません。
ただし沢山見る事が出来てもオオムラサキの新鮮な綺麗な季節は過ぎているので、
散歩がてらの遠目に見ながら車に戻りました。
それなりの時刻になり、十分に楽しんだので、
帰路を考え上諏訪周辺で夕食をとり、
岡谷の温泉に車を進めました。
また~~温泉?
美肌の湯 ロマネット
こちらも古代ローマ風呂のような施設で面白い。
こちらも友人から教えてもらいました。
こんな温泉巡りってのも楽しいですね。
時刻はPM8時過ぎ。
残るは兵庫県姫路まで事故無く車を走らせる事だけですので、
安全に運転を交代しながら帰宅したのがAM1時半。
荷物他のかたずけを済ませるとバタンと就寝。
友人Y氏撮影
カメラ抱えて散策路を歩く姿の私ですが、
自然の中ではこんな小さな存在。
何度もこの一帯を訪れていますが、
また訪れてみたい「霧ヶ峰」になった事は、
言うまでもない事です。
~甲信方面に昆虫旅 完了~