アクタエオンゾウカブトムシ
(レックスゾウカブト)記事記載後に再分類されています。
Megasoma actaeon
の異常型
ゾウカブトムシ(Megasoma)の種類は一番北に産するスリーパーヒメゾウカブトムシから
一番南部に産するミナミヒメゾウカブトムシまで
北アメリカ、カリフォルニア州から南アメリカ、アルゼンチンまで10数種類が産しています。
その中でも本種は南米で他種を大きく凌ぎ一番広く生息してます。
図鑑等の教科書では、
パナマ、フランス領ギアナ、スリナム(オランダ領ギアナ)、ガイアナ、ベネズエラ、コロンビア東部、エクアドル東部、ペルー東部、ボリビア、パラグアイ北西部、ブラジル北西部
と記載されていますが、
地球の裏側では生息地の地図すら想像出来ないので、自分なりに調べて大まかに判り易いように地図にしてみました。
本種の学名は
Megasoma actaeon
- Mega(大きい)
- soma(体)
- actaeon (ギリシャ神話に出てくる狩人)
との意味であるらしい。
またactaeonをアクタエオン、アクティオン、アクテオンと色々な発音で呼ばれています。
昔からの和名はクリイロゾウカブトムシと呼ばれていましたが、
すでに現在のカブクワブームでは名は忘れ去られたようです。
本種は、非常に細かい点刻で全体が覆われている為に、艶消しの黒色で光沢が無く♂に関しては他種と見極めが容易ですが♀に関してはヤヌスゾウカブトムシと似個体を有するで注意が必要です。
胸部にある二本の角は他種に比べても太く内側に大きくねじれる個体も有します。
アクタエオンゾウカブトムシの飼育は丸3年を有する事から私も数頭しか飼育経験がなく、
今思えば、shopで眺めていた次第です。
もちろんデータを執った記憶もありません。
さて今回の異常型ですが、左の胸角は正常なのに対して右の胸角は短く発達していません、また右前脚も左前脚と比べても明らかに短く異常を呈しています。
なお胸角の形状についても個体差を紹介させて頂きました。
異常個体
Ecuadol 産
同上個体
同上個体
個体変異 (胸角が広がった個体)
Ecuadol産
個体変異 ( 胸角が内側にねじれた個体)
Ecuadol産
通常個体 Ecuadol産