オオゴマシジミ
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷
(岐阜~長野編Part1)
2016年08月14日
今回はお盆休みを利用して北アルプスに向かうことにしました。
当日に出発を思い立ち仮眠を取りながら車を走らせました。
例年の事ながら奥飛騨の当地の周辺の駐車場は西穂高~奥穂高の新穂高ロープウェイ方面、双六岳、三俣蓮華岳方面、槍ケ岳方面、笠ケ岳方面、と出発の起点となるため、夜中のうちに連泊駐車場は満杯となり、観光のための日帰り駐車場のみが早朝だけ待ち時間無しで入庫できます。
14日の早朝には予定どうりの時間に現地に着くことが出来き、ゲートで係員に「一番手前の山小屋を日中に往復する」とその旨を伝え車を停めました。
(以前、登山姿で車を離れると連泊の山登りと勘違いされ係員に確認されたため)
中部地方ではオオゴマシジミは標高の高い深山の渓谷に産していますが産地は局限されます。
オオゴマシジミにここで出会えるのは2006年以来です。
昨年は雨のため途中で引き返して安曇野の田淵 行男記念館に行先変更となってしまいました。
早速、登山客に混じって出発し、10年前のポイントに到着。
しかしそこは環境がかなり変わってしまっていました。雑木と身長よりも高い草の荒地に変化してポイントにはカメバヒキオコシ類はありません。
とりあえずここで1時間ほど待つことにしました。
退屈がてらに周りの木を確認すると、ヒメオオクワガタを見つけましたが目的の蝶は現れません。
諦めて少し下山した所でいきなり目の前に現れました。
ここにはカメバヒキオコシ類が登山道沿いに沢山生えています。
ただし通りすがりの登山客に驚いて飛んでしまうため手早く撮影を終わらせました。時間はほんの1~2分。
翅に傷があるかどうかなど問題ではありません。、その後、辺りを探すがやはり、この1頭のみしか出会えませんでした。
数分の撮影中にも、登山中の山Girlが興味深々で尋ねてくるのですがこちらも丁寧に説明することも。
オオゴマシジミの季節には到底遅いのは判っていますがそれにしては個体数が少ない。
前もって調べていた情報よりも想像以下の個体数です。
またキベリタテハ、エルタテハにすら出会えていません。ただ今日は、傷の無い綺麗なコヒョウモンやかなり擦れてしまったミドリシジミ類が多い。
残念ながら蝶との出会いが続かないので下山しながら探すことにしたが、見つからないまま車に戻ってしまった。
次の目標の蝶へと車を走らせました。
この様な景色を見ながら林道を進む
2016年08月14日 撮影
オオゴマシジミ
2016年08月14日 撮影
オオゴマシジミ
2016年08月14日 撮影
オオゴマシジミ産卵を始めました。
2016年08月14日 撮影