さて、葬儀の準備を進めながら、叔母にこのことをどう伝えるか、少し迷ってしまった。
母が具合が悪くなってから
🧓🏻「風子ちゃんはどう?」
と、しきりに気にしていた叔母だ。
🧓🏻「風子ちゃんと会って話したい。この足さえこんなじゃなければ」
👩🏻「いやいや、今は面会もコロナ禍でできないから」
という会話を何度も繰り返していた。
母が特養にもどってから、特養からも叔母との面会を許可してくれるという話しになったので、叔母に話すと
🧓🏻「でもこの足ではとっても風子ちゃんの所までは行けないわ」
と悲しそうに言ったので、介護タクシーを頼めば何とかなるからと話しをしていたところだった。
叔母は、気丈なようで、母よりも弱く乙女チック(笑)なところもある。
昔、田舎に帰ってきて我が家に泊まった時、障がい児施設で働いていて、子どもたちとうさぎを飼っていたのだが、そのうさぎが亡くなったという知らせの電話を受けて、
「ミミちゃん. . .😭」(*ミミちゃんはうさぎの名前)
と受話器を握りしめたまま泣き崩れて、みんなを驚かせた。
いつも強い叔母がオイオイ泣いてる姿に、子ども心に
鬼の目にも涙
などと不謹慎にも思ったことを覚えている(ごめんね、おばちゃん🙏💦)
このところ
🧓🏻「風子ちゃんが亡くなったら、私、本当に1人になっちゃう」
と言ってたから、母の死を知らせることに不安があった😞
このことをきっかけにガクッときてしまっても困る。
そこで、まずは叔母のケアマネさんに連絡をした。
ケアマネさんも私と同じく、叔母がショックを受けるのでないかと心配してくれた。
そして、ヘルパーさんや訪問看護にも連絡して、みんなで慎重に叔母をサポートするようにしますと言ってくれた。
それから叔母に、葬儀の日もすぐだったので、気は重いけれど連絡した。
叔母は一瞬、言葉につまったようになっていたが、
🧓🏻「そう、風子ちゃんが. . .わかったわ」
と、思ったよりも取り乱すことなく、冷静に受け止めてくれて少しホッとした。
母が危ない状況なので、車椅子で面会が許されたことも話したりしていたから、叔母なりに覚悟があったのかもしれない。
ただ、面会は介護タクシーで無理をしてでもという心づもりだったようだが、もう亡くなってしまったと聞いて、足腰の痛みもこのところ強いようで、葬儀には申し訳ないけれど. . .ということだった。
亡くなった母に対面する方が叔母にとっては辛いかもしれないと思った。
ケアマネさんからも連絡があった。
叔母を訪問してくれたようで、意気消沈してはいるが、思ったより落ち着いているので安心して下さいとのことだった。
気丈な叔母だから昼間は平静を装って、
夜は布団で涙を流していたかもしれない😞
(つづく)