退院2日目...それぞれの工夫 | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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いろいろありましたが、母は中心静脈栄養の点滴を抜いて退院となりました。

病院は、食べられるようになったので普通の退院との位置付けでしたが、特養では一般的な必要摂取カロリーや水分摂取量に程遠いということで、看取り対応となりました。(状況が変われば看取り解除になります)
看取り対応のため、コロナ禍で禁止されている面会が防護服着用で許可されることに。
1日目、母は差し入れのプリンをほぼ完食することができました。

食べられなければ長くて1〜2週間と言われている母の命です。

複雑な思いで過ごす私でした。

続きです。
前回の話はこちら⬇️


翌日は特養に行くと入り口で、栄養士さんに会った。

ハキハキしていて、以前から母の食事の様子もよく見て工夫して下さる方だ。


栄養士さんは


🧑🏻「昨日、お好きだったプリンをほぼ完食されたということをケアマネから聞きました。

やっぱりお口にあうものなら召し上がれるのかもしれないという話しになりまして。おかゆがどうも進まないようなので、今朝、少しお砂糖をいれてミルクで柔らかくしたパンがゆを試してみたのですが、これがお口にあったようで、美味しいとおっしゃられてほぼ完食されました。」


と報告してくれた。



🧑🏻「ずっと甘いものを召し上がっていなかったようで、今、甘い物の方が嬉しいみたいですね😊 でも、またそれが続くと、風子さんは飽きちゃうので、工夫していく必要はあるんですけど」


とニッコリされた。


さすが、母のことよくわかっている爆笑


🧑🏻「風子さんは、お食事の見た目も大切で、いきなりたくさん出すと、目で見ておなかいっぱいになっちゃって、いらないわとおっしゃることもあるので、今回、量は少なめでお出ししたので、カロリー的には充分ではありません。

それでも、少しでも食べられる方向で試していってみたらどうかと考えてみたのですが、ご家族としてはその点はいかがでしょうか。」


あと少ししか生きられないかもしれない人間にカロリーのことを考えてたくさん出してほぼ食べてもらえないより、少しでも食べたいという気持ち刺激して、食べられるならその方がいい!


👩🏻「はい、母がそれで少しでも美味しいと思って食べられるなら、私はその方がいいと思っています。ご面倒おかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします」



🧑🏻「わかりました。こちらもいろいろみんなと話し合いながら、やってみますね。

もちろん、ずっと少ないままではなく、様子を見てカロリー量もあげていければと思っていますから」


栄養士さんが言うには、引き続き、食事の他に、栄養補助ゼリーやプリン、飲み物は適宜加えていくということだった。


ありがたい。

思わず深々と頭を下げてお礼を言っていた。


私の思いを感じたのか、栄養士さんは私を励ますように


🧑🏻「でも、みんな、風子さんにお会いして、お話しもしっかりされているし、思ったよりずっと元気そうで驚いたって言ってますよ。風子さんとお話しするのは楽しいですよ」


と言ってくれた。



その日は、居室に行くと母はベットでテレビを見るとはなしに見ていた。

息子と2人での面会だ。


👵🏻「今日も来てくれたの?ありがとう!」


母はすぐに私たちに気がついて、歓迎してくれた。

息子くんと母が話している間に、スタッフから母の様子の報告があった。


今日のスタッフさんは、入居時、以前の老健から"男性が苦手"という母の情報を聞いて、慣れるまで特養が母に重点的につけてくれた女性スタッフの川口さんだった。


川口さんは、にこやかで誠実な感じの方。

今日もにこやかに対応してくれた。


川口さんが言うには


ニコニコ「持って来てくださった甘酒をお出ししたら、とても気に入られたようでした。昨日の夕方も、今朝もよく飲まれたので、もしよろしければ、また甘酒を持って来て頂ければと思います」

と、嬉しい報告をしてくれた。


甘酒飲めたんだ!

良かった!!爆笑


試しに持って行ったので少しだけしか渡してなかったけど、今度は箱ごと持ってこよう。


スタッフの皆さんもいろいろ考えて試して下さっている。

私も皆さんの意見を聞きながら、母にとっての"最善"をさぐっていきたい。


(つづく)