初めて特養の母の居室へ | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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病院を退院して、特養で看取り対応で戻った母です。
特養のスタッフと私でこれからのケアプランについても話し合いました。
続きです。
前回の話はこちら⬇️


看取り対応になったため、家族は1日1回15分、3人まで、防護服を着用しての面会が母の居室で許された。


時間帯は、午後3時くらいということで、次の日、早速、夫と次女と私で面会に行った。(息子くんは前日退院時に会っていたので、今回は次女にゆずった)


特養では、お茶は出るので、リンゴジュースと、粉末をお湯で溶かすタイプの甘酒(飲む点滴だから栄養があると思って)、そして次女とよく一緒に食べたプリンを差し入れに持って行った。


母が入所した時はもうコロナ禍だったため、私たちは今日まで母の居室に入ったことがなかった。

居室どころか、ユニットのある階にも上がったことがなかった。


初めて居室に入るので、少しドキドキした。部屋は母にとって快適だといいんだけれど. . . 。


一階の控え室で防護服を着用し、ケアマネさんに案内されてエレベーターに。


エレベーターを降りると、廊下には折り紙などで飾りつけがしてあり、利用者の習字やスタンプ作品も貼られて、あたたかい雰囲気😊


そして、各ユニットの玄関なような所があり、そこに入る時は靴を脱いでスリッパに履き替える。

ユニットの玄関口(?)には、ユニットスタッフの笑顔の写真も。

このユニットの担当スタッフがわかって安心👍


ユニットに入ると、一階と同じく、掃除が行き届いていて、きれいだった。


入ってすぐ、テーブルと椅子のある広間があり、大きなテレビが置いてあった。

ここで食事をしたり、くつろいだりするのだろう。

その広間を見渡せる位置に小さなキッチンスペースが設けられていて、スタッフの人がここでおやつを用意したりするようだ。


ユニットのテレビの前のソファには利用者さんが2人、のんびりとテレビを見ていた。スタッフの人もいて、にこやかに挨拶してくれた。


そして、その広間を囲むように居室があり、母の部屋の入り口にはケアマネさんと相談して選んだニャンコののれんがかかっていた。

オレンジ色の生地にドアップのかわいい猫のイラストが染め抜かれていて、とても目立つし、何となく気持ちも和む照れ



そして、母の居室に入る。ドアの所に母の名前と写真が貼ってあった。


母の部屋も明るく、きれいだった。

洗面台のところのこまごました物もきちんと整理されていて、壁には私が母のために買った猫ちゃんのカレンダーがちゃんとかけられてあって、その隣に特養で撮った母の写真も貼られていた。

タンスの上にも、本がきちんと並べられていて、誕生日にプレゼントされたのか、かわいい造花も飾られていた。

レイアウトもなかなかセンスがいいなと思った。


母はベットで休んでいて、枕元には特養に入る前から可愛がっていたぬいぐるみのみーちゃんも座っている。


ケアマネさんが

🙍🏻‍♂️「風子さん、ご家族の皆さんが来てくれましたよ。ベットを少し起こしましょうか」


と声をかけてくれた。

母は

👵🏻「まあ、みんなで来てくれたの?嬉しいわー」

とニコニコした。


私と次女が話しかけている間、夫はケアマネさんから昨日からの水分や食事量などの報告を受けていた。

プリンを持ってきたことをケアマネさんに伝えてあったので、ケアマネさんが


🙍🏻‍♂️「美味しいプリンを持って来て下さいましたよ。召し上がってみましょうか」


というと


👵🏻「あら、そう?じゃあ、ちょっと頂こうかしら」


と言ってくれた。


ベットをもう少し起こして、背中にちょっとタオルを入れて姿勢を保たせて、ケアマネさんがプリンをスプーンですくって母の口元にもっていった。

母は、ちゃんと口をあけて、プリンを口に含み、しっかりと飲み込んだ。


🙍🏻‍♂️「ゆっくりでいいですからね」


そう言いながら、ケアマネさんも慎重にスプーンでプリンをすくい、母の口元に運ぶ。



👧🏻「おばあちゃん、美味しい?」


👵🏻「ええ、とても美味しいわ。」


👩🏻「よかった!」


👧🏻「よく一緒にたべたものね。おぼえてる?」


👵🏻「ええ、懐かしいわね。あのそばのケーキ屋さんのプリンでしょ」


和やかな雰囲気の中、プリンをほぼ完食することができた❗️


よかった!まだ食べられる😊

美味しい物なら、やっぱり食べられるんだ


本当に嬉しかった。


母は、他のプリンはあまり食べなかったが、このプリンだけは昔から好きだった。


このプリンはソフトタイプでなめらかだから、きっと食べやすいだろうと思ったので、病院の時も差し入れを申し入れたが受け付けてもらえなかった。

差し入れたら、ちゃんの食べられたのに. . . 😞


夫も

「むせることもないし、しっかり食べられて良かった。」

と言い、ケアマネさんも

🙍🏻‍♂️「やっぱりお好きな物だと召し上がれるのかもしれませんね」

と。



水分に関しては、お茶だけでなく、脱水にならないよう、イオン飲料も少し温めて、トロミをつけて少しずつ頻回に飲ませてくれているらしい。


特養も家族も脱水をとても警戒している。


この時も、母の好きなミルクティーをプリンの後に持ってきてくれた。


👱🏻‍♂️「まだ退院したばかりだし、疲れてしまうから. . . 」

と夫に促されて、この日はそれできりあげた。

甘酒とジュースは預けてきた。


母は、昨晩も落ち着いて休めたようで、話しもしっかりしていたという。

ただ、やはり以前よりだいぶ痩せてしまっているし、体力は落ちているということだった。


まだ1日目。

あと何日こうして一緒に過ごせるのだろうか。


(つづく)