悲しみに暮れる暇なく | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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私の母だけでなく、夫の関西の母も救急搬送されて、同じ日に危ない状況になってしまいました。
私が駆けつけた大学病院の母は意識がもどりましたが、夫の母は残念ながら夫が駆けつけて、すぐに、静かに息をひきとりました。
続きです。
前回の話はこちら⬇️


夫は悲しみに暮れる暇もなく、弟や身内と葬儀社を決めて、葬儀の打ち合わせ。


大切な人が亡くなっても悲しみに暮れている余裕はないことが多い。

遠方であれば、ホテルもとらなければならない。


私の父が亡くなった時は、初めてのことで、私は、ひとりっ子だし、母はそれまでの看病疲れもあって、呆然としてしまっているし、まだうちの子どもたちも小さいのに、何でも1人でこなさなくてはならず、日中は悲しんでいる暇がなく、夜中に人知れず父を思って泣くくらいで、大変だった。

ゆっくりと父のことを想わせてほしいと願ったことを覚えている。

でも、後から考えると、あの追い立てられるような忙しさのおかげで、悲しみに打ちひしがれることが半減していたのかなとも思う。


父の最期は市立病院だったため、夜中に亡くなった時、看護師さんから、公立病院なので特定の葬儀会社をすすめたりできないからと、葬儀会社の一覧のプリントを渡されて、訳も分からず病院の暗い廊下て電話をかけたことを思い出す。

とにかく急ぐように言われて焦ったことが強く残っている。



私立の病院だと、つながりのある葬儀会社をすすめられたりするようだが、必ずしもそこがいいとは限らない。


気も動転している時に大切なことを決定するのは難しいから、やはり考えたくなくても事前に少し情報を持っていた方がいいと思う。


夫は今、大丈夫だろうか。

夫も弟もその地域に住んでいるわけではないから、困っていないだろうか。

でも、身内は皆、関西だから大丈夫なのかもしれない。


こういう時、やはりひとりっ子ではないのは良かったなぁとも思う。

もちろん疎遠な兄弟ではあまり意味がないかもしれないけれど、夫のところは弟も頼りになるし、いとこも近くにいるから大丈夫だろう。


でも、自分はどうする?


母に万が一の時. . .


目を逸らさずに、ちゃんと考えておかなくてはならない。


(つづく)