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大雨の中、何とか大学病院から回復期病院へ母を転院させました。
何だか不慣れな看護師さんが看護師長さんだったと知り、驚く私でした。
続きです。
前回の話はこちら⬇️
先生らしき人が出てきて、母の様子に驚いたようで
👨⚕️「ずっと寝たきりなの?声かけしても返事がないんだけど. . .」
👩🏻「そんなことはありません。眠ってしまったようで. . 」
👨⚕️「そうなの?喋ることはできるのね?
ちょっと今から診てみるから、少し待ってね」
そしてまた中に入り、中から
👨⚕️「梅園さん、梅園さん?聞こえる?ここ病院だけどわかる?!」
と声が聞こえてきた。
前の回復期病院の時と母は移動中にウトウトしてしまって、寝ぼけてあまり答えられず何もわからない高齢者と決めつけられてしまったけれど、今度は大丈夫だろうか?
(前の回復期病院での話はこちら⬇️)
すごく不安になる。
しばらくして私達が診察室に呼ばれた。
そこには母はいなかった。
👨⚕️「いろいろ聞いたけど、あまり答えられなくて. . .。
肺炎で大学病院に入院したんですね。
誤嚥性肺炎ね、嚥下がだめなのかな?」
カタカタとパソコンを打ちながら、後半ひ独り言のように言った。
👩🏻「いえ、嚥下には問題がないと看護師さんが言っていました。」
👨⚕️「もう92歳だよね、高齢になると誤嚥性肺炎を繰り返すから、無理に食べさせない方がいい」
👩🏻「いえ、誤嚥性肺炎ではないと. . えっと. .」
この時、肺炎球菌による肺炎という言葉がすっと出てこなかった。
先生は私の言葉にお構いなく、
👨⚕️「うちは胃ろうの手術もできるから、胃ろうの手術をすれば、誤嚥性肺炎のリスクもなくなるし、まだまだ生きられますよ。ここではみんな胃ろうの手術をしているから、任せて下さい」
え?!胃ろうの手術?![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
胃ろうは、母が元気な時からしたくないと言っていたので、どこの書類にも胃ろうはしないと記入している。
👩🏻「胃ろうは、母が元気な頃から、したくないと言っているので、胃ろうは希望しません」
先生はとても驚いたように、パソコンの手を止め
て、私たちの方を見た。
👨⚕️「あまり食事もとれてないようだけど。」
👩🏻「こちらでは嚥下リハビリのチームもあるということで、食事も少しずつ食べられるようにリハビリすればいいと言われてきたのですが」
👨⚕️「誤嚥がこわいんだけどね。じゃあ、ゼリーとかプリンから始めてみて様子みますか?」
👩🏻「そうして頂ければありがたいのですが、」
👨⚕️「高齢者にはとろみが大切なんだよね。世の中は高齢者に中華なんて(とんでもない)って言うけど、中華はとろみがある料理が多いでしょ。僕は中華料理は、実は高齢者に適した食事なんじゃないかなって思ってるんですよ」
とろみはあるけど、油とか、消化面ではどうなんだ?!🤔
と思いながらも、そこは黙って頷いて聞いていた。
中華料理のとろみについて、しばらく熱弁をふるっていた先生。
後から、息子が
👦🏻「中華料理のとろみの話にすごく熱が入っていて、なんか途中で笑いそうになって、こらえるのが大変だった」
と言っていた😅
この時の先生は副院長先生。
院長先生の弟さんだ。
副院長先生は、それでもまだ穏やかに私たちの話を聞いてくれて、最初のお話は終わった。
それから、私たちは2階の病棟へと移動して、書類などを記入することになった。
長くなったので続きます🙇♀️