リハビリ病院でのカンファレンス | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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コロナ禍でずっと母と面会ができていませんでしたが、久しぶりに面会が許可されて、その前のカンファレンスにも参加するため、リハビリ病院へ向かうことになりました。
前回の話はこちら⬇️


息子と2人、リハビリ病院へ。


この頃、コロナ禍で、東京は感染者が多いということで、地方から来ないでほしいというような時期だった。

不要不急の外出や遠出は控えるようにも言われていた。

私も久しぶりの電車に乗っての遠出だった。

必要な用事での外出だが、他から見て呑気な旅行のように見られたら困るなぁなどと、よけいな心配もしたりで、若干、緊張気味に電車に乗り込んだ。




リハビリ病院に着くとソーシャルワーカーの佐藤さんが笑顔で迎えてくれた😊


母に会う前にカンファレンスが行われた。


小さな会議室でまずは看護師さんやリハビリのスタッフの方、ソーシャルワーカーさんから母の経過や様子を聞く。


皆さん、とても細やかに母のことを見てくれていて頭が下がる🙇‍♀️


この時はそこまで知らなかったが、このリハビリ病院では立ち上がりや歩行の練習など身体のリハビリの他、毎日、計算や漢字などのプリントもしていて、きちんとファイルして退院時に渡してくれた。

母もとても頑張っていたんだなぁと後から見て涙が出た🥹


この後、母も叔母も他のリハビリ病院を経験しているが、ここほどしっかりしてくれた所はあまりない。


母は前の回復期病院退院時から比較すると飛躍的に回復しているようだ。

(前の回復期病院で言われた母の状態はこちら⬇️)


ただやはり、前のような1人暮らしは厳しいという話だった。

これは大学病院でも、高次脳機能障害の話をされて言われていたことだ。


それでも、前の回復期病院で言われた絶望的な状態から、みるみる回復していく母の様子に、私の中でそのことから何となく目を逸らしてしまっていた。


変わらない事実があるのに、もしかしたらそれをも突破できるのではと、淡い希望(願い?)があったのかもしれない。


でも、事実は変わらないのだ😞


しかも、やはり高齢で、前の回復期病院でいろいろなことが後退してしまい、筋力も落ちていて、また体力もないので、リハビリにも限界がありそうだ。


退院後、私は在宅介護の選択もあると思っていたが、夜中のトイレのこともあるし、大変ですよ、と言われてしまった。


また、佐藤さんは妹さんが東京に住んでいて、やはりそういう関係のお仕事をされているので東京の情報も聞いてくれてあった。


コロナ禍で介護の現場も大変で、在宅介護サービスも新規受け入れを見合わせていたり、通常通りには回っていないという。


この時期に在宅介護でデイサービスや訪問介護などの新規契約は難しいかもしれないとも言われてしまった。

かと言って今の母を私1人で介護するのも無理があると。


そして、リハビリの人からも、車椅子の使用やバリアフリーの必要性も言われて、現時点のままの我が家に母を連れて行くのは無理がある。

家のリフォームも考えなければならない。


でも、コロナ禍で介護現場だけでなく、店も閉まったりしている中、リフォームも速やかに進むのか...夫にも相談しなければならない。


在宅介護には、問題ばかりが山積している。


リハビリ病院にもいられる期限があるので、やはり退院後について考えていかなければいけない。


もちろん、それを考えて、佐藤さんのアドバイスを受けて特養の申し込みをしていたわけだが...。


先生からも退院後についての言及があった。


先生は、私が施設に入れることに迷いがあると見てとってか自分の祖母の話をした。


「昔、私の母も頑張って祖母を家で介護していたんだけど、介護疲れでダウンしてしまったので、祖母を施設に入れざるおえない状況になってしまってね。

そしたら、祖母が家にいるより元気になって。

家で抱え込むより、高齢者にとっても家族にとっても、施設を頼ることは悪いことばかりじゃないですよ。施設には介護のプロがいるし。素人では行き届かないこともできることもある。一つのより良い選択肢として、考えてみたらどうですか」


「. . . . 」


ソーシャルワーカーの佐藤さんが


「すぐ決められることではないと思いますから、帰ってまたご家族とも話し合って考えてみて下さいね。

これからお母様をお連れしますから、お母様のご様子も見て、それも合わせて考えてみて下さい。」


と優しく言ってくれた。


そして、看護師さんが席をたたれて、病室に母を呼びに行ってくれた。


(つづく)