叔母の方が落ち着いてホッとしたので、ケアマネさんに、母の方のことでいろいろやらなければならないことがあるので、しばらく行けないがよろしくお願いしますと頼んだ。
ケアマネさんも快諾してくれた。
母は、リハビリ病院のおかげでとても元気になっていて、少しなら歩くこともできるようになっていた!
前の回復期病院で、寝たきり宣言(?)のように言い渡されていたのに。
あのままあそこにいたらと思うとゾッとする。
(前の回復期病院で言われたことはこちら⬇️)
ただ、回復してきて良いことばかりではない。
母は倒れた時に脳出血もしていて、高次脳機能障害になっていて左空間の認識ができなくなっている。
だから、歩けるようになっても1人では危ない。
でも、目に見える麻痺があるわけではないので、本人は前のように普通に歩けると思って立ち上がって歩き始めてしまうことが増えてきたという。
認知症もあるので、説明してもすぐに忘れてしまう。
そのため、看護師さんが目を光らせていても、立ち上がって歩き出してしまい、転びそうになったり、げんに軽く尻もちをついてしまったとかで、看護師さんから「申し訳ありません🙇♀️」と電話があってヒヤッとさせられることもあった。
トイレの方は、完全オムツからリハビリパンツに変わって、トレーニングが進んでいた。
ただ夜中にトイレに起きるため、看護師さんの手を煩わせてしまっているようだ。
母はナースコールを押して看護師さんを呼ぶことができない。何度、説明してもナースコールのことを忘れてしまう。
夜中、トイレに行きたくなった時、1人でトイレに行こうとして危ないので、看護師さんも定期の見回り以外も注意して見てくれているようだ。
本当に頭が下がる。
そんなある日、病院から、今、少し感染者が下がったので(*遡って書いているので、コロナ禍の真っ只中の頃の話です)地域の人は10分だけ面会を一時的に許すことになったと連絡があった。
ただ、私が県外で遠方なのに10分しか面会できないけれど、どうしますか?と聞いてきた。
10分でも、母に会えればと、面会を希望した。
入院患者家族みんなに配られたプリントがFAXで送られてきた。
面会に当たっての注意事項が書かれてあった。
まず、面会前1週間は会食や人の集まりなどの参加を控えてほしいということ。
1週間毎日を体温を測り、日常的に体調管理に気をつけてほしいということ。
1週間以内に本人だけでなく、家族に体調不良者が出た場合は連絡すること。場合によっては面会は中止になるということ。
面会者は一名、時間は10分。
防護服着用。
などなど、感染対策にしっかりした対応だ。
子どもたちにもこのことを話し、面会日が決まったら、その前1週間は協力してくれるように話した。
看護師さんから
「遠くからわざわざいらっしゃるのに、いろいろな決まりがあって、何だか申し訳ない...」
と言われ
👩🏻「いえ、それだけきちんと感染対策をして下っているということで、却って安心できます」
と答えた。
10分でも5分でも、少しでも母に会えれば万々歳だ👍
しかもこの頃、東京の人は来るのを遠慮してほしいと言われたりした時だったから、よけいにありがたく思った。
とにかく面会に向けて、私も自分の体調管理を万全にして、必ず会えるようにしなければと思った。
ところが. . .
程なく、ソーシャルワーカーの佐藤さんから電話がかかってきた。
電話の内容は...。
(つづく)