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叔母の検査室に呼ばれる前に、待合室のソファで待っていた私の所に先生が足早にいらっしゃった。
そして、脳梗塞は、昔起こしたもので、今は大丈夫ですということを急ぎ知らせてくれた。
親切な先生にお礼を言い、検査室に叔母を迎えに行った。
検査室に行くと、叔母は寒い寒いと言って震えていた。だから、肌着を着ておけばよかったのにと思ったが叔母も初めてのMRIで疲れただろうから、肌着のことは言わずに
「お疲れ様。脳梗塞は起こしてなかったって。大丈夫で良かったね」
とねぎらいながら着替えを手伝った。
ひょんなことから、受けられないと思ったMRIも受けられ、脳の萎縮もさほどではなく、脳梗塞も大丈夫ということで、大変だったけれど、病院に連れてきて良かったなと思った😊
会計の所へ行くと、感じのいい女性スタッフが迎えてくれて、検査結果を診療所に病院から直接送ってくれること、そして保険証が今回ないのでとりあえず自費で払って、後から保険証と領収書を持って差額分を受け取りにくるように説明してくれた。
なぜ保険証がないかはこちらの話から⬇️
ここで私は、はたと、検査がCTとMRIの二つになり自費だとどのくらいになるだろうと不安になってしまった
私はそっと自分の財布を見た。最近はカードを使うことが多いから大きな現金は持ち歩かない。なんと、今日は財布に一万円しか入っていない。
「大体いくら位になりますか?検査を二つしてますから、自費だと金額も大きいですよね?現金の持ち合わせがあまりないので、もし足りなければ近くのATMで下ろしてくるので...」
と私が恥を忍んで言うと、女性スタッフの方も
「そうですね、わかりました。今、ざっと計算してきますね」
と嫌な顔一つせずに奥に引っ込んだ。
私たちのやりとりを傍で見ていた叔母が
「お金ならあるわよ。大丈夫よ、いくらなの?」
と。でも来る時のタクシーでの支払いの一件があったので、私は叔母の話をまともに聞かず、
「今、いくら位かかるか先に調べてもらってるの。おばちゃん、ごめんね、私、1万円しかなくて...」
そう言いながら財布の中身を見せると、
「まあ!」
と笑って、叔母は
「大丈夫よ、私が払うから、お金あると思うわよ」
とバックの中の財布を取り出そうとゴソゴソし出した。そんな叔母にお構いなく私は
「検査でお金が結構かかると思うけど、もし足りなければ私がおろしてくるから、その時は少しここで待っててね」
と言った。
バックから財布を引っ張り出した叔母は、私に自分の財布をホイと渡してきた。
ずっしりと厚みのあるお財布には、私の財布とは違い、お札が束になって入っていた!
「足りるんじゃない?」
悠然として叔母が言った(カッケー)
スタッフがもどってきて教えてくれた金額は思ったほどではなかったが、それでも当然、私の一万円では払えないそれなりの金額だった😅 そして、もちろん、叔母の手持ちで充分払える金額だった
叔母は、すました顔で、私に心配することなんて何もなかったのよと言わんばかりに
「それで払ってちょうだい」
と財布を預けてきた。
でも、実際はカードがあれば何も心配することはなかったのだ。新しい診察券を渡されて、機械での払い方の説明を受けたのだが、そこにクレジットカード払いもあったので、思わず「カードが使えるなら慌てる必要なかった...」とつぶやいたら、スタッフの人が
「そうですよね、言葉足らずですみません」と恐縮して頭を下げた。
まあ、年寄りだからクレジットなんて使わないと思ったのかもしれないね😅
最後まで、何だかドタバタで、本当に疲れました😓
でも、この後、この検査をもとにした診療所の診断に驚く😱ことになるとは、この時は予想だにもしませんでした。
(つづく)