『保険証』何それ事件 | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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なんとかタクシーで病院に乗りつけた私たちでした。続きです。前回はこちら⬇️


 
杖をつく叔母の手を引いて病院の入り口へ。入り口にいた案内の人が素早く出てきて
「車椅子は必要ですか?」と。
一応叔母に聞くと
「大丈夫」
ということだったので、そのまま案内されて総合受付へ。
診療所からのCT予約であることを告げると、すぐに手続きをすることに。
手続きについて受付の人が私に話しをすると、叔母が突然噛みついた。
「どうして私に話をしないの?!私が検査を受けるのよ!」
と怒り心頭。
受付の人も苦笑して、叔母に話しをすることに。ところがここで思いもよらないトラブル発生🚨
 
「保険証を出して頂けますか?」
と受付の人に言われると、叔母はその問いかけに、なんと!
「保険証?何それ?そんなもの持ってないわよ」
と言い放ったガーン
病院に行くのだから当然保険証は持っているものだと思っていたので、私も聞こえなかったのかと思い、叔母の耳元で
「おばちゃん、保険証よ、保険証を出して」
と繰り返した。すると、叔母は
「は?保険証なんて知らないわよ」
慌てる私、
「何言ってるの?保険証よ、病院にかかる時いつも出すでしょ」
それでも叔母は
「なにそれ?私そんなの知らないわ、保険証って何よえー
 
とにかく一瞬、何が起こっているのかわからず、こちらがパニックになる。
保険証を知らないなんて!そんなことある?!ゲッソリ
え?それもわからないほど認知症になってるってこと?!
私は焦って
「保険証だよ、保険証!知ってるでしょ?いつも持ってるんじゃないの??こういう四角いカードみたいな...(この説明もどうなん?😅)
と身振り手振りで言う私の必死な様子に、叔母は失笑する始末(どうして私が笑われる?!😭)
「じゃあ、見てみてよ、バックの中、これしか持ってないわよ」
と私にバックの中を開けて見せてきた。
保険証らしき物はないガーン

受付の人も困ったような顔をして、私たちの珍妙なやりとりを見ていたが、
「自費で今日はお支払い頂き、後日、保険証を持ってきて頂ければ、今日の検査はとりあえず受けられますけど..」と言ってくれた。
仕方がない
「それでお願いします」と私。
そして受付の人はコソッと
「あと、以前こちらで、かかられているようですが、たぶん診察券もないと思うので再発行しておきますね」
と言ってくれて、私は
「ありがとうございます、すみません」
と答えた。
 
叔母はまだバックの中をゴソゴソやっている。受付の人が、運転手さんに続いて『大変ですね』というように私を見た。
とにかく、叔母は悪気はないのだろうけど他人に対してあまり感じが良くない。その上でトンチンカンなことをしても、それが今の叔母には理解できないから、よけい不機嫌に相手に当たるので、そばにいる私は平身低頭ぺこぺこ謝るばかりだ。
 
診療所では、とにかく検査だけして何も話さずデータだけ持って帰るように言われていたが、やはり一応、検査前に問診があるようだ。
待合室で待ちながら、私は思った。
今日の叔母は何だかおかしい。
まだ、検査にもいきついて(?!)いないのに...もうすでに私はヘトヘトだったチーン
(つづく)