2012/3/13
入学、就職、人事異動・・・。
春は引越しのシーズンです。
土日などには、引越しの作業をぼちぼち見かけるようになりま
した。
新居に越してきた人達の姿は皆生き生きとしていて、新天地で
の生活への期待で胸を膨らませています。
引越し作業は、見ているだけでこちらも気持ちが浮き立ってく
るようです。
「日本の借金時計」というのがあります。
経済ジャーナリストの財部誠一さんのホームページにあります。
その借金時計によると、日本では1秒当たり727,332円ずつ借金
が増えています。1時間当たりでは26億円、たった1日で628億円
もの借金が増加している勘定です。
1世帯平均で見ると総額で1,747万円もあり、こちらは1時間に
50円ずつ増えています。
めまぐるしく動く数字を追いかけているとめまいがしそうで、
いっそなにもかも投げ出して夜逃げでもしたくなります。
日本の1月の経常収支は4,373億円の赤字となり、過去最大と
なったとの報道がありました。
今後、赤字が固定化するとの悲観的な意見も多く見られます。
ギリシャの財政破綻ばかりが報道されていますが、実は、内心
では夜逃げをしたくなるほど深刻な状態に陥っている国が他に
もたくさんあります。
「【ケプラー22b】には生命が存在する可能性がある。」
去年の暮れに、NASAが発表しました。
ケプラー22bは、太陽によく似た恒星ケプラー22を周回する太陽
系外惑星です。
観測によれば、ケプラー22bの表面は海で覆われている可能性
があり、地球のように大気による温室効果が存在していれば、
気温は約22℃となり、過ごしやすい環境にあるかもしれません。
何十億年か後には、地球は太陽に吸収されて消滅する運命に
あります。
子孫が生き延びるためにはその前にどこか別の惑星に引っ越さ
なければなりませんが、その転居先は600光年離れたケプラー
22bとなるかもしれません。
願わくは、地球上に住むすべての生物が共に手を携えて、「ノ
アの箱舟」ならぬ“宇宙船”で、仲良く一緒に引越して欲しい
ものだと、目の前を行く、引越し荷物を満載したトラックを眺
めながら夢想するのです。