2014/1/21
・火のないところに煙は立たない
・嵐の前のしずけさ
このことわざは本書から抜き書きしました。
『勇気をくれる、インドのことわざ
~幸せをつかむタミル語、言葉の魔法』
ニルマラ純子著 共栄書房
風土や歴史の異なる国にはそれぞれ別の文化が育ちます。
しかし、異なった経験からでも同じことわざが生まれる
ことがあります。
風雪を経て残ってきたことわざは、文化の違いを超えた
普遍性があるのです。
・炎は熱がある限り燃え続ける。
地球は回転し続ける限り存在し続ける。
人間は挑戦し続けるかぎり人間である。
・よい友人を得るためには四倍払いなさい。
悪い人と手をきるために十倍払いなさい。
・おしゃべりは友と敵を作る。
・桑の葉は時間と忍耐で絹となる。
・まず相応しくあれ、それから望め。
・恋と戦争においては全てが正義である。
・鳴き声で鳥を知り、約束で人を知る。
・最善を望み、最悪にそなえよ。
・好調時に思い上がらず、逆境で怯まず。
・損と得は双子
22あるインドの公用語の一つであるタミル語には3万もの
ことわざがあるそうです。
本書で紹介されているのはその一部ですが、初めて聞く
ことわざでも深く心に染み入ってきます。
親や教師から耳にタコができるほど聞かされてきた日本
のことわざよりもむしろ新鮮で、素直に受けとめられるの
かもしれません。