特報!映画3本立て! | 店舗探し.comの過去コラム

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2008年4月号

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』という映画が公開されていま
す。山師ダニエル・プレインビューが岩盤を掘るところから物語
は始まります。
一攫千金を夢見て、一振り一振り。
そして・・・。

野心満々な男【A】は、飲食店で一山当てたいと考えています。

大きな鉱脈を求めて人気の高い地域に出店の狙いを定めました。
新宿・渋谷・銀座・六本木etc.
彼の見つめる未来に『失敗』の2文字はありません。狙いを定め
たらあとはただ突っ走るだけ。
しかし、気に入った物件で提示された保証金の額を聞いて、彼の
瞳にちらと不安の影が。
そして・・・。

自分の力だけで生きていくのだと思い定めた、暗い過去を持つ女
【B】が思いつめています。

自分の好きな雑貨を扱う店で身を立てようと決めたものの、
「絶対に失敗は許されない」
と思うとなかなか踏ん切りがつかずに、店舗を決めかねています。
もちろんどこかで始めなければ成功を勝ち取れないのはわかって
います。
でも、出店してしまったらもう後戻りはきかず、もし失敗したら、
人生を棒に振ってしまうかもしれません。

彼女の頭の中には「失敗」「自己破産」「夜逃げ」などの否定的
な言葉が常によぎり、せっかくのチャンスを前にしても、なかな
か踏ん切りがつきません。
『期待』と『不安』の両極の間で揺れ動き、堂々巡りとなって、
時間ばかりが過ぎていきます。
そして・・・。

100%の成功がありえない以上、失敗への不安を完璧に取り除くこ
となど出来ません。
SCへの出店にも、もちろんリスクはつきまといます。
いい場所が確保できても、それだけでは、不安をゼロにすること
はできません。

ただし、不安を、気にならないくらい小さくすることは可能です。

単純な話です。
リスクを小さくすればいいのです。
リスクを小さくするとは、掛けるお金を減らすということです。

大箱の飲食店を計画している人は、フードコートでの出店を企画
してみる。もともとフードコート希望の人は、新店ではなく既存
店の居抜きの店舗に狙いを絞る。
テイクアウト専門店の可能性も検討してみましょう。

アパレル雑貨のセレクトショップを計画し、思うとおりの品揃え
で棚割りしてみたら50坪は最低必要だったとしても、10坪の店舗
へのアレンジや、ワゴン催事の企画から始めてみることも視野に
入れてみる。

いずれも当初予算より小さい金額でのスタートが可能になるはず
です。

リスクの規模が数値化でき、最悪の事態に対する対処法に見通し
がつけば、不安の大半は消えてしまうものなのです。
1週間のワゴン催事なら、仮に売上がゼロでも、『自己破産』の
心配は無用でしょう。

背負えるリスクの範囲を見極めたら、机の前で計画を立てるばか
りの生活は今日で終わりにしましょう。
明日からは行動あるのみです!

『店舗探し.com』では、そんな小さな第一歩を応援するため
に、短期間の『催事出店』についてのお手伝いもしています。
遠慮なく担当者に相談してみてください。

さて、冒頭の3人のその後ですが・・・。

【A】君【B】さんは『店舗探し.com』に入会し、それぞれ理想
の店舗に巡り会いました。
SCの総会後のパーティーで、運命的に出会った二人は恋に落ち、
互いに人生のパートナーになりました。
それからの二人のビジネスや人生は順調そのもの。いつまでも
幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

一方、山師のダニエル・プレインビューの方はというと。
・・・続きは、ショッピングセンターのシネコンでどうぞ!
必見です!