2014/1/17
問1.次の数字は2004年に発見されたある法則に関する
数字である。法則名を答えよ。
投入した湯量 吸収率
500㏄ 34%
300㏄ 43%
200㏄ 55%
150㏄ 80%
『かつて誰も調べなかった100の謎』
堀井憲一郎著 文藝春秋
大の大人が、なんともしょうもない事ばかりを真剣に調べて
います。
それでも、『ホリイのずんずん調査』というタイトルで、
週刊文春にあしかけ17年も続いた、人気企画から選り抜いた
100回分ですので、面白くないはずがありません。
冒頭の答えは「ぺヤングの法則」。
ぺヤングソース焼きそばに投入する湯量を変えると、どんな
変化が起きるのかを調べたものです。
この回の結論は「ペヤングは、湯を多く入れた方が、麺はより
多く吸収する」です。
200㏄しか湯を入れないと、吸収率こそ55%ですが、湯量の絶
対量が不足してしまい、一部ばりばりのままとなりますので、
ご注意を。
以下、本書から興味深い発見をいくつか。
・柿ピーにおける柿の種とピーナッツの理想の重量比は6:4
・週間天気予報の7日後の天気が当たる確率は30%。
当日まで、予想を変えないのはたった10%。にもかかわらず
はずしてしまうこともそのうち10%以上ある。
・『巨人の星』で、星一徹は一度もちゃぶ台をひっくり返した
ことがない。
・時代劇の悪徳商人の屋号が「越後屋」であったことはない。
1番多かったのは「西海屋」。
かつて固定電話が主流の時代の留守番電話に吹きこまれた間違
い電話として紹介された実際にあった事例をいくつか。
ピー。
「役員面接のコネをつけておいたから、明日の6時までに必ず
渡辺さんに連絡するように」
ピー。
「店長、今日はごめんなさい。本当にごめんなさい。いま近く
の駅にいます。お店が終ったら来てくれますか。待ってます。
店長が来てくれるまで、ずっと待ってます。」
ピー。
「あたし、もうすぐ子供がうまれるんです。奥さん、お願い
ですから、あの人を私にください。」
ピー。
「あ、キムラだけど、おれ、あの、あの、好きだからツーツー
ツー(切れた)」
ピー。
「あ、さっきの続きだけど、つき合ってほしいんだ。連絡くだ
さい。」
携帯電話も一般的ではなく、ナンバーディスプレイの無い時代
に起きた人生模様です。
結果的に間違い電話となってしまって良かったのか悪かったの
か、彼らのその後の人生が気になります。